最近、日経なんちゃらという雑誌やネットニュースでよく見かけるタイトルに
若者の自動車ばなれ
に関するものが多く目に付く。
サブプライムローン問題や、リーマンブラザースの破綻に端を発した世界同時不況に入ってから、その傾向が顕著だ。
実際、製造業、とりわけ自動車産業の不振とそれに関連してありとあらゆる業界が不振にあえいでいるからだ。
しかし、こういった記事そのものは経済状況が悪化する以前から散見された。
実際、ボクの実感としても行楽地で見かける「わ」ナンバー(=レンタカー)が以前と比べて明らかに増えていると思っていた。
実際、公共交通機関の発達している都市部に住んでいると普段の生活では車など無くても何も困らないのだ。
実際、以前都心部に住んでいた時期、1ヶ月以上車を動かさないことがざらだった。
そんな生活パターンの人にとっては必要な時だけレンタカーを使うというのが常態化するのは自然の流れだろう。
もちろん、携帯やファッションなど他にお金の使い道がたくさんあるというのも真実だろう。
でも、それだけではないはずだ。
若い人にとっては車の存在は「当たり前」として幼い頃から見て育ってきているためか、そこに夢やドラマを思い描く人が少ないのかも知れない。
ボクの親の世代にとっては文字通り、クルマは高嶺の花。所有することはステイタスだった。
ボクの世代では若くてもそれなりのクルマには手が届く時代。
そして今はクルマはあって当たり前。都市部に住んでいればなくても困らない存在になってしまったようだ。
クルマやバイクが好きなボクにとっては残念ではある。