コンプライアンス | 木馬の四方山ばなし

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コンプライアンス


単純に訳すと「法令遵守」となる。



先日来、物欲を刺激されているこのバイク。


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たまたまネットで検索したらとあるショップに中古があったのでメールでいろいろ聞いてみた。

保安部品付きなのでこのままでナンバー登録できるという。


ネットで公開されていた写真を見る限り、イカサマくさい、ヘッドライトとも呼べないようなちっこいライトに、同じくちっこいウインカー。
年式を訪ねても明確な答えが返ってこない。

かなり怪しいなとも思ったが、土曜日にCRF150を受け取ってきたついでにそのショップによって実車を見てきた。


案の定、ナンバー登録出来るのは書類上の話だけであり、保安部品はとうてい、合法的に公道を走れるようなシロモノではない。
店でその点を指摘しても悪びれるでもなく、あくまで現状渡しだという。


フォークブーツも破れているし、ウインカーも付いているだけで作動しない(スイッチの故障というが?)。バッテリーも死んでいる。ストップランプなんて無くて単なるテールライトが有るだけ。
明らかに道交法の車両規定に違反している。

そんな状態のバイクを公道走行可として中古車として平気で売り出す神経がわからない。
いくら中古車として引き取ったままの姿だとしてもだ。


車体番号を確認しておき、あとで調べた限りでは06のオーストラリアモデルのようだ。

一般公道は走れるに越したことはないが、本来の使用目的はMXコースで走行することだ。

そう割り切るにしても、モタード仕様のタイヤとファイナルレシオになっているので、仮にコース専用にするにも、手間とお金がかかる。


前後タイヤ、チューブ、スプロケット、チェーンなどで4万円くらいはかかるだろう。



一応お店の人には、見せてもらったお礼を言って立ち去った。
そして帰宅したのちに、メールにて

・公道を走れるというなら、保安部品や不具合部品をどこまで(21000円取るという)納車整備でなおしてくれるのか?
・現状渡しならどの程度値引きするのか?

と問い合わせをしてみたが、3日たっても何の返事もない。
こんなコンプライアンスのかけらもないショップで買うとろくなことがない。

この店とは縁切りだ・・・・・とそろそろ思い始めた頃にようやく返事が来た。

まあ、予想通りの答え。

いずれにしてもしばらくは見送りだな・・・。



これに対して、とある別のショップでは、メールでの問い合わせに対して、話が長くなるので電話にて・・・という丁寧なメールをいただいた。


電話をしてみると、輸入車で有るが故のパーツ入手性など、さまざまな注意点やアドバイスを懇切丁寧に教えてくれた。
残念ながらそのショップには今、在庫は無いとのことだったが、
買うなら絶対にこのお店で・・・・という気持ちになった。値段の問題ではない。


円高の折り、割安で来年度モデルが入荷するようなら是非連絡をくれるようお願いして電話を終えた。

コンプライアンスに対する態度としては好対照な2店だった。