ずいぶん前になるが、下にあるような話を書いたことがある。
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クラス会などでよく見る光景で、
あらー、○子ぉ~、すっかり綺麗になっちゃってぇ
あらやだ。○美の方こそ、すっかりスレンダーにへ~んしんって感じじゃなぁい
なんてのを今まで何度と無く見てきた。
そして客観的に見て、どう見ても不細工は不細工だし、デブはデブだ。
しかし、ウソとまやかしに彩られた会話がボクの心のうわっつらを滑っていく。
(まあ、おいらに言われたかないかもしれないが。)
ボクはこの手の会話がもっとも苦手だし、見るのも聞くのも大嫌いだ。
まして口が裂けてもそんなことは言わない。
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今や、デジタル全盛の時代。誰もが手軽に写真を楽しめる。
そして自分の作品をネットで手軽に公開出来る時代だ。
かく言うボクも、その一人だ。
そして、参考になるのでうまい人の写真をたくさん見るようにしている。
プロ・アマを問わず・・・だ。
ホームページでの掲載という形を取らず、「写真ブログ」みたいな形態のところも多い。
その手のところでよく見る光景。
掲載された写真を大絶賛するコメントをつける人が結構いる。
もちろん、素晴らしい写真だとは思う。
でも、前述のクラス会の光景と重なってしまい、どうしても背中がもぞもぞしてくる。
幸か不幸かボクのところで写真を褒めてくれる人はいない・・・・(自爆)
でも、考えてみるとこれだけ多くの人が手軽に高性能なカメラをてにできる時代だ。
本当にプロにとっては受難の時代かも知れない。
どんなにとぎすまされ、計算され尽くした作品も「一瞬の偶然」の前には太刀打ちできないこともあるからだ。
ボクにも、たまには「一瞬の偶然」が訪れないものだろうか・・・
ま、宝くじにあたることを祈るようなものだ。
ヘンな棚ぼたは期待せず、プロもうなるようなカットを目指し、地味に撮り続けるとするか・・・・
さ、週末の菅生の準備でもするか・・・