小学生の頃、学校に売りに来る「科学」と「学習」という学研が出している本を買っていた。(http://shop.gakken.co.jp/kg/ )
毎月、発売日には校庭の片隅で放課後販売していたので、当日の朝、母親に月謝袋のような代金を入れる封筒にお金をいれてもらい、いそいそと学校に向かったことを覚えている。
「学習」はともかく、「科学」は面白かった。毎月の付録がボクの「科学」への好奇心を増大させていった。
しかし、自宅が本屋を営む同級生にあるとき、もっと面白い本があると言って紹介されたのが、
「子供の科学」(http://www.fujisan.co.jp/product/886 )
である。
この本は当時のボクにとっては少し難しくはあったが、いろいろなものへの好奇心を刺激するには十分だった。
それからはこの本を毎月読み、見よう見まねではんだごてをあやつり、トランジスタラジオを作ってみたりした物だ。
数年前から話題になっているのは
「大人の科学」(http://otonanokagaku.net/ )
である。
こちらは「子供の科学」とは関係ない。学研からの発行なのでむしろ「科学と学習」の大人向けと言ったところか。
こいつがなかなか好奇心をくすぐる。
ボクもだいぶ前にひとつ買ったことがある。
外燃機関である「スターリングエンジン」の模型だ。(http://otonanokagaku.net/products/mechanic/engine/detail.html )
もっとも買ってから既に3年くらい経つが、いまだに組み立ててはいない。
最近ではその存在すら忘れていたが、久しぶりにホコリをかぶっていた箱を見つけ、開けてみると好奇心がむくむくとわき上がってくる。
近年は理系離れが激しいという。会社に入ってくる新人くんたちも、ただでさえ売り手市場なのに、「理系」学部と言うだけでメーカー系からは引っ張りだこだという話だ。
実際、ボクのところに配属になる新人くんも「シューカツ」では何一つ苦労せず、どこに行っても上げ膳、据え膳の囲い込み、接待状態だったらしい。
羨ましいものだ。