しばらく前にデジ一のセンサーについたゴミをどうやって取るかで悩んでいた。
最近は、レンズペーパーとクリーニング液で拭き上げるのが定番になった。
しかし、これだけだとゴミを掃き寄せることは簡単に出来るが、ゴミを取り去るのは意外に難しい。
ゴミを取り去るには、ペンタックスやキヤノンの「ぺったんキット」の出番である。
しかし、一式を持ち歩くのは結構面倒だ。
そこで一度は封印したはずの「レンズペン」
http://www.hakubaphoto.co.jp/hakuba/0302cleaner/330090.html
メーカーにもコンパウンドが配合されているのでセンサーには向かないと断言されているにもかかわらず、出先で掃除するときには使ってしまっている。
さすがに時間のあるときには絶対使わないが、出先ではこれ一本持ち歩けば、ちょっとした撮影の合間でも掃除できるので、ふたたび愛用しているのだ。
もちろん、ローパスフィルタのコーティングが剥がれたりする可能性は高く、人にはお勧めしない。ボク自身も自己責任で使っている。
しかし、どちらの方法で掃除するにしても本当に綺麗になったかどうかを確認するのが、なかなか面倒だった。
きちんと確認しようと思ったら、レンズをつけて、目一杯絞った状態でピンぼけ&手ぶれ写真を撮り、それを拡大して確認するしかないのだ。
自宅でまったりしながら掃除しているときなら、まあ、やれなくもないが、出先ではそこまでやる気にならないのが正直なところである。
そこで、直接センサーを視認するグッズがこれである。
だいぶ前にネットで見つけていたが高いので迷っていたが、たまたまペンタックスのオンラインショップでも扱うようになり、背中を押されるように買ってしまった。
http://shop.pentax.jp/shop/goods/goods.aspx?goods=98430
現物を見るとプラッスティックの筐体に一枚の凸レンズが取り付けてある。
これだけだとよく老眼の人が新聞を読むときに使うやつにそっくりである。
唯一違うのは内側に6個のLEDがついていることである。これで内部を照らして見ようと言うのだ。
実物を見る限り、これはせいぜい2~3千円程度の品物だ。完全にぼったくりだ。
しかし、確かに照明なしでセンサーの状態を見るのは確かにつらい。その点においてだけ、この商品の優位性があるのだろう。
まあ、買ってしまったものは仕方ない。ぶつぶつ文句を言ってもはじまらないので、試しに使ってみた。
装着(と言うか、上に乗せて覗くだけだが)状態はこんな感じである。
ペンタックスのK10Dを見てみたのだが、センサーはきれいだったので上でボロ切れをばさばさやってほこりをつけてみた。
この程度のゴミ(ほこり)なのでブロアーで吹けばすぐにとれる筈。
ブロアーで吹いたあと、おそるおそる覗いてみた。
おおーっ!!きれいになっているのがはっきりわかる。
値段には大いに不満だが、役には立ちそうである。
安っぽい作りの分、軽くもあるし、荷物に入れておいてもさほど邪魔にはならない。
せいぜい、活用することにしよう。