サーキット撮影で愛用のキヤノンEF500mmF4。
かなり高かったがこれのおかげでサーキット撮影が難しいながらも楽しいものになっている。
もしも100-400mmしか持っていなかったら、もうイヤになってしまったかも知れない。
しかし、500mmでも届かない場合も多く、その場合にはテレコンを入れることになる。
x1.4のテレコンだと1段分暗くなる。すなわち絞り開放でF5.6。
ここまでは45点のAFセンサーはすべて作動する。
しかし、これでも届かないときはx2.0のテレコンを入れる。
これだと2段分暗くなるのでF8.0となり、中央のクロスセンサしかAFは利かなくなる。
この状態で使っていると面白いことに気づく。
クロスセンサとは言え縦横のそれぞれの感度が違うのか、横のセンサーの感度は良いが、縦の感度はニブイのがはっきりわかる。
カメラを縦位置で構えたときなどは横の時と感覚が異なるので意識して被写体を追わないとピントが抜けたり、迷ったリするときがある。
ST600のレースを撮影しながら、こんなことを考えていた。
そしてJSB1000のヒート1のスタートを待っていたところ、その前にセレモニーがあった。
今シーズン、全日本ロードレースを戦いながら、残念ながら他界した3選手の冥福を祈って黙祷をしようというのだ。
わずか15秒程度ではなかったかと思うが、その間はサーキットとは思えないほどの静寂があたりを包み込んだ。
3選手が魂が安らかなることを心から願う。
合掌。