ボクの写真はかなりのカット数を撮った中からかろうじて人様に見せられそうなモノだけを選んでHPホームページに載せているのである。
正確な打率は不明だが、単純な手ぶれ、被写体ブレによる失敗とフレーミングの失敗を弾くだけでも残存率は50%を切る。
その中から上記のように「マシなカット」を選ぶと、大体100~200枚に一枚生き残れば良い方だ。
そういう意味では、トータルの「OUT/IN」ではかなりの低打率ではある。
そんな話を写真にあまり興味のない人にすると、大体決まって言われることがある。
「それだけ撮ってりゃ、何枚かはまぐれがあるさ。オレにでも撮れそうな気がしてきたよ。」
確かに正しい。
しかし、わずかに反論の余地があるとしたら、下手な鉄砲もただ撃っているだけでは永久に当たることはないのだ。
メクラ滅法撃っていて当たるのはよっぽどの幸運以外はあり得ない。
例え下手な鉄砲であっても、狙いをつけてどうしたら当たるかを常に考えながら撃たなければ未来永劫当たらないのである。
低い打率といえどもそれなりの努力を伴わないものは本当に「まぐれあたり」の一発屋で終わってしまうはずだ。
昨年の7月のルマンチャレンジ@もてぎ以来、かなりの数の「下手な鉄砲」を撃ってきた。
もちろん「撃つ」だけではなく「良い鉄砲」があると聞けば手に入れ、小道具やセッティングなどにもこだわってきた。
そうした道具たちが助けてくれている面は多々あるにしても、自分なりにひとつだけ上達を実感していることがある。
とりあえず、フレーミングの失敗が以前よりは少しだけ減ってきたのだ。
とは言え、まだまだかなりの低打率だ。
しかし、3割撃てば褒められる野球と較べれば似たようなモンだ。
そう開き直ることにしよう。
だが、実はもう一つだけ、鋭い質問をされて自問自答していることがある。
「そういう写真って撮ってどうするの?」
という質問である。
今のところは「撮れるようになること」が目標であり、「上達を実感すること」が楽しみである。
もちろん、たまたまにせよ、良いカットが撮れれば最高の喜びである。
今のところは自前のHPに載せるくらいで十分だが、いずれ、もっと上達するとフォトコンテストや展示会とかへ興味が移っていくのかも知れない。
スキーやテニスなどのスポーツでもはじめは上達そのものが喜び、楽しみだったのがある程度以上になると、興味がコンペティションに移るのと同じだろう。
ま、ボクのスキーのコンペティションはおそろしくレベルの低いところでやっているし、写真にしても、所詮、そのレベル止まりかも知れないが・・・・・(爆)
さしあたっては今シーズンが終わったら、今年のベスト10みたいなのを自分なりに選んでプリントして部屋に飾ってみることにしよう。
さっき、スーパーGTポッカ1000km耐久と全日本ロードレース第5戦@スポーツランド菅生の写真をUPした。
http://www.ne.jp/asahi/mokuba/red/index.html
今回は練習のつもりでチャレンジしたカットがほぼ全滅というていたらく・・・・・。
UPしたのはぶなぁ~んに撮ったカットがほとんど・・・・・。
いやいや、夏の終わりにあらためて修行不足を思い知らされたっす。
まるっきりの初心者から少しは進歩したかと思ってたけども、ほんっとに道は険しい・・・・。(^^;)
ま、こちとら趣味で撮っているんだから、失敗したからって、何が起きるわけじゃなし・・・・、ぼちぼち行くかぁ~