デジタルカメラの命とも言える、撮像素子。
そのクリーニングには気を遣う。
しばらく前に、これがベスト!!と信じて疑わなかったのがこれ。
http://www.hakubaphoto.co.jp/hakuba/0302cleaner/product/01/330090.html
レンズペンだ。ペン先の吸盤にスウェードが貼ってある。大きさ違いでいろいろあるのでセンサーには小さいモノを愛用していた。
しかし、これにはコンパウンドが配合されているという情報があり、使用を中止した。
自分の実感として不具合があったわけではないが、不具合を実感したときにはカメラがご臨終になりかねないからだ。
油汚れも一発で落ちて、手軽で便利だったんだが・・・・・
・・・・ならばと言うことで正攻法で攻めてみた。
ポッカ1000km耐久レースの時。
レンズペーパーを棒に巻き付けてみた。先が10mmくらい飛び出すような感じだ。そこにクリーニング液をつけて拭いてみた。
若干の拭きムラが残るがまあ、油汚れ?は綺麗になったのでそのまま撮影に使ってみたら、悲惨なことになってしまった。
拭きムラの所為なのか、かえってゴミを呼び込んでしまい、掃除する前よりもたくさんのゴミがついていてすごいことになっていた。とほほほ。
かといって、キヤノンやペンタックスが出している「ぺったんキット」は今ひとつ信用する気になれない。(使わない訳じゃないけど、油汚れが付いているときはオチない気がする。それにかえってゴミを押しつけている気がするのがイヤだ。)
そこで考えた。
このぺったんキットのキモとなるシリコンラバーのヘッド。
本来は両面テープやあぶらとり紙でこのヘッドを綺麗にしてから、センサーに軽く押しつけては離すということを繰り返すのだが、このヘッドにレンズペーパーをまきつけて拭いてしまえばいい。(^_^)v
二つ折りにしたペーパーを、ヘッドに密着させて、軸部と一緒にしっかり持ち、クリーニング液をつけたヘッド部分でセンサーを上下左右に軽くこする。
おおっ!! いけそうだ。 綺麗になるじゃん。
液の揮発成分が飛んだあとにわずかに残る拭きムラは、今度は乾いたペーパーを同じようにヘッドにまいて、軽く乾拭きをする。
完璧だ。
もちろん、上記の作業の前に、エアブローとブラシによる大まかな掃除をしているのは言うまでもないが、今回のやり方なら失敗は少ないと思う。
キモは「乾拭き」だ。
今週末の菅生はこれで撮ってみた。
しかし、土曜日に500mmで撮った画像にはかなりゴミがついていた・・・・・トホホ。
ところが100-400mmで撮った方はゴミはないみたいだ。
・・・・ってことはレンズか・・・???
日曜の朝、レンズの後玉もクリーニングして撮ってみた。
まだほんの一部しか見ていないが、朝イチのシケインで500mmを使った画像は、やっぱりゴミだらけだ・・・・・。
こうなると悩んでしまう・・・・。
前述の「レンズペン」は実に使いやすくて、しかもあれを使っているときは綺麗になっていたのだがなぁ~。
☆ちょっと思いついたことがある。
エンジンのメンテナンスの道具に通称「タコ棒」と呼ばれるものがある。
バルブの摺り合わせをする際に使うモノだ。
棒の先にゴムの吸盤がついている。
これでバルブを貼り付けてバルブシートにたたきつけたり、回転させたりしてあたりをつける。
これを買ってきて、先端にレンズペーパーをかぶせて吹き上げるというのはどうだろう・・・・。
工具の専門ショップに行って買ってみよう。
それからネットでグッズを探していてこんなモノも見つけた。
http://hsgear.ocnk.net/product-list/8
単3電池またはUSB駆動の吸引タイプのクリーナーで吸い取る効果は甚だ疑問だが、とりあえず覗いただけでセンサーのゴミがきちんと見えるならば、それなりに価値はあるかも知れない。
吸引クリーナーは少々うさん臭いが、照明付きのスコープは使えそうだ。
但し、15kという価格は高すぎる。
フィルムを見るときのルーペでは確かにくらいかも知れないが、ハンズあたりで探せば、照明付きのルーペなんていくらでも売っていると思う。
これも探してみよう。
イメージセンサーについたゴミとの格闘の日々はまだまだ続きそうである。