写真に本格的に?はまって、そろそろ3年目になる。
その間、風景、ポートレイト(女性)、モータースポーツといろいろ撮ってきた。
先々週、約半年ぶりにポートレイトを撮ってきた。
いつもお世話になっている馬場信幸氏の主催するババロア撮影会に参加してきた。
モデルはこれまた、いつもの?香月彩さんである。
今回は今までのようにやたら枚数を撮るのではなく、ちゃんと考えながら撮るようにしていたので、σ(^_^;にしては撮影枚数は少なかった。2日間で2000カットは撮っていないはず。
そんなこともあり、選別がいつもよりは早くすすんだ。
大体、人にお見せできるレベルのものをざっくり絞ったので近日、公開予定である。
このところ、モータースポーツばかりだったのであまり気にしなかったが、ポートレイト、こと、女性の写真となるとやはりモニタの色温度設定というものがかなり気になる。
σ(^_^;の画像選定の手順は大体いつもこんな感じである。
第一段階:食卓においてあるA4サイズノートPC
・明らかな失敗作品をはねる。
・14インチ液晶でフルサイズ表示をしてピンぼけやブレをチェックし、更に絞る。
・構図や表情その他、写真としての総合的な出来栄えで選定。
ここまで来たら、
第二段階:タワー型PC(21インチ液晶モニタ)
・フルサイズ表示(A3相当)でピントやブレを更に精度を上げてチェック。
・フルサイズ表示(A3相当)で繰り返し、眺めて、構図や表情その他、写真としての総合的な出来栄えで段階的に選定していく。(このあたりになると、見た瞬間の印象で決めていくことになる。しかし、繰り返し見ることで不思議とありきたりなカットと何となく好きなカットでレベル差が出てくる。もっとも、どっちにしても個人的な好みが左右する部分ではあるが。)
となる。
これで大体、人様に見せても勘弁しても貰えそうなものを決めたら最後はまたノートPCに戻って、リサイズしてネットに公開する。
でもノートPCに戻って画像を見ると、タワーで見た印象とかなり違ってくる。
白っぽくなるのである。
タワーにつないであるモニタは、結構良いもので画像用として売っているものを使っている。キャリブレーションもきちんとしてある。当然、色あいなどはかなり自然である。
しかし、ノートPCの液晶モニタにそんなことを望むべくもない。
ノートの液晶の方が色温度が高いのである。わかってはいるんだが、女性の写真では、肌の色の違いが顕著にでるので、どうしてもモニタの色温度の違いが気になってしまう。
しかし、ネットで公開するものに関しては、見てくれる人の環境次第で色が変わるので、このあたりはいかんともしがたいところである。
せめて、プリントするデータくらいは、正しい色になるようにオリジナル画像を調整するくらいしか、手の打ちようがない。(現実の色や記憶色が基本ではあるが、絶対ではない。あえて色を転ばせてかぶり気味の方が雰囲気のでる写真も中にはある。)
しかし、写真の不思議なところは、ちょっとした色合いや見るサイズで、いい悪いの印象ががらっと変わってしまうところである。
プロはもちろんアマチュアでも、こだわる人が必ずプリントしたものでしか作品を見せないのはこうしたところが理由かも知れない。
でもねー。σ(^_^;みたいな駆け出しのアマチュアにとってネットが一番手軽、且つ、コストをかけずに公開する手段だからねー。仕方ないやね。
そうそう、今回もう一つの初体験!!があった。
初めてネオパンを使ってみた。
あ、ネオパンって白黒のネガフィルムの製品名。
注)ぱ○ぱんではありません。(笑)
ISO100のアクロスとISO400のプレストをそれぞれ1本ずつ使ってみたんだけど、やっぱり、デジタルでモノクロにするのとはそこはかとなく違う。
いちばん違うのは、デジタル処理ではどうしても「つるっ」とした感じになるんだけど、フィルムだといわゆる「粒状感」がすごくでる。
今どきのカラーデジタル写真に慣れてしまった目には、非常に新鮮。
好みによって評価は別れるかも知れないけど、σ(^_^;は結構好きだなぁ。
σ(^_^;の愛用しているソフトに「デジカメdeフォト工房」というソフトがあるんだが、モノクロ化機能の中にワンタッチで粒状感を追加する機能もある。
しかし、ちょっと違うんだよなぁ~。何がどう違うのかうまく説明できないんだけど見た感じの印象が微妙に違うのだ。
やっぱり、どこかデジタル臭が残る。ま、それを全否定する訳じゃないけどね。
まだ、冷蔵庫にはベルビア100やプロビア100F、400が全部で20本弱あるんだけど、これを使い切る前にまた、ネオパンをまとめ買いしてしまいそうである。
ヤバイ。
漸くフィルムが減ってきて、まともに食い物が冷蔵庫に入れられる様になってきたところだというのに・・・・(笑)
う~ん、それにしても深いぞ・・・・写真。
PS:ネガフィルムしか使ったことのない人は知らないかも知れないが、ポジフィルムだとプリント代がべらぼうに高い。
だから、現像のみ(いわゆる「スリーブ仕上げ」)をして、あとはライトボックスとルーペで見るしかないのだが、これではイマイチピントのチェックが甘くなる。
しかもライトボックスでは、みんな綺麗に見えてしまうので選別が出来ない。(笑)
バックライトで照らし出されたポジフィルムのマジックである。
仕方ないので、けっきょく全部のカットをフィルムスキャナで取り込むことになるのだがこれがまた結構手間と時間がかかるのだ。
今回使っていたネオパンはネガフィルムである。ネガだと最近は600円程度でフィルム一本分をデータにしてCDに焼いてくれる。
1本あたり1時間近くかかる手間と時間を考えたら安いものだ。
今回は2本しかないこともあり、これを利用した。楽ちん楽ちん。
でも、本数が増えるとやはり金額がかさむし、何よりもポジフィルムではCD焼き込みサービスの値段もとてつもない値段になるのである。たしか一本あたり数千円取られるはず。
これまた冗談じゃない!って世界だ。せっせとスキャナで取り込むしかないのだ。
最近、フィルムを使う本数が減っているのはこんなところにも一因がある。