現在、我が家にある不動車、というか不動バイク。
パリダカマシンのレプリカからスタートし、アルプスツアラーとして独自の進化を遂げた、アフリカツイン。
そして伝統のボクサーツインエンジンを搭載し、前後連動式アシスト付きブレーキ、前後テレレバー式サスペンションなど先進の装備を身にまとったネイキッドツアラー、BMW・R1150Rロックスター。
どちらもバッテリーが上がっている。
だいぶ前に途中まで復活を試みた。
R1150Rは外部にバッテリー端子があるのでクルマからブーストしてやればとりあえず、エンジンがかかるのは確認済みだ。
問題は、アフリカツイン。
当然、バッテリーがからけつだったので取り外して充電を試みた。
しかし、一向に復活する気配がない。
チャージ後の端子電圧などを測ってもまるで上がってくる気配がない。
やはりバッテリーが完全に死んでいるのだろう。
駄目元で繰り返しチャージしてみたが、何度充電してみても、電圧が全く上がらない。
シールドタイプのバッテリーって逝くときは突然逝くんだよなぁ。
マメに乗っていれば結構持つと思うが、たまにしか動かさないとかなり厳しいのかも知れない。
しかし、以前乗っていた、VTR(250)は丸一年動かさなくても、ちゃんとセル廻ったし、その後も普通に使えたけどなぁ。
フリーウェイなんて7年くらい保ったのになぁ???
それでも、幸い、以前友人に貰ったバッテリーがある。
アフリカツイン用の本来のバッテリーサイズは12V-14AHだが、これは12V-12AH。
ワンサイズ小さいが、電極の向きも同じなので使えそうである。
新品とは言え、4年ほど前のものなので使えるか心配だったが、チャージして見た感じではいけそうである。
ちなみにシールドタイプバッテリーには2種類ある。
ウェットタイプとドライタイプである。
単品販売時に既に電解液が注入済みのタイプ(現在はほとんどこれだろう。)がウェットタイプである。
このタイプはたとえ新品でも既に化学反応が始まっており、電圧を発生させているため、たとえ未使用のままで保管しておいたとしても劣化は免れないらしい。
σ(^_^;が持っているのは幸いにして、ドライタイプである。
電解液が別にあり、使用するときに初めて注入するのである。
注入した途端に、バッテリーが発熱し、化学反応を始めたのが判った。
但し、そのままではパワー不足なので補充電をしたところ、バッテリーはすっかり元気になった。
アフリカツインはことしの7月に車検が切れる。
それまでに何とかしないとと思っていた矢先に友人が是非乗せてくれと言う。
動態保存の意味でも車検までの間に少しは動かした方が良い。
そう思って、数日前に漸く重い腰を上げて、バッテリーを付けた。
セルが廻るところまでは確認した。
しかし、不覚にも、フューエルコックがONのままだった。
いつもならば、長期間乗らないのがわかっているときは必ずコックをオフにして、フロートチャンバー内のガソリンを抜いておくのだが、忘れていた。
しかも、狭角Vツインエンジンである。外からキャブのフロートのドレンへのアクセスは不可能に近い。
こうなると、バッテリーを応援しつつ、初爆が来るまでは延々とセルを回すしかない。
幸い、あらためてみると、バッテリーを車載した状態でもかろうじて、プラス端子にブースターケーブルをつなぐことは出来そうである。
さすがにマイナスも同時につなぐのはスペース的に無理があるが、マイナス側は車体からアースを取れば済むので何とかなるだろう。
近日中に、友人に乗ってかえって貰い、車検までの間、コンディションを整えておいてもらおう。
そうそう、バッテリー関連でこんな物を見つけた。
HC12-1/HC12-3用クイックチャージカプラーキット
HCQC-2
品番00034953 \5,145
http://www.bolt.co.jp/battery-charger/autocraft_battery-charger_products.asp
実は、もう10年くらい前に同じような物を自作したことがある。
当時通勤で使っていた250ccスクーターのレギュレータがパンクしてしまい、ACGで発電した電気がバッテリーにチャージされなくなってしまったのである。
新しいレギュレータが手にはいるまでの間、毎晩充電してそのたまった電気だけで往復するという無謀なことを約2週間続けていた。
いわゆるバッテリー点火状態である。
しかしメットボックスの奥にあるバッテリーを毎晩取り外してチャージするのが面倒になり、アイ端子をバッテリの端子に共締めし、その先にカプラを装着。
バッテリーチャージャーの先にもカプラを付けて、ワンタッチで充電器を接続できるようにしたのである。
まさに、必要は発明の母である。(笑)