モトクロスごっこ・4部作・4 | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

今日の寄り道・・・・


σ(^_^;は一部のカメラ仲間の間では、ターバン○○」ということになっている。○○には本名が入るのだが、ここでは話の本題に関係ないので伏せ字にしておく。


そんな、遊び用の名前をいくつも持つσ(^_^;だが、今日、とあるメールマガジンを見ていて、笑ってしまった。


な、なんと、「ターバン野口」だってさ・・・・


1000円札の野口英世が折り紙の要領でターバンを巻いているみたいに見えるらしい。

で、早速探してみたところ、「ターバン野口」だけでヒットするする。

たとえば、ここ。結構面白い。

http://aaaaaaaa.pppppp.mods.jp/?eid=316357


------------以上、寄り道。以下、モトクロスごっこの続きである。-------------------




スタートダッシュっっ!!

結構本気で加速した。

1コーナーに突っ込む。

立ち上がり。

おおっ。前に誰もいないじゃん。

すごいぞ、すごいよ。CRF。

今日はお前の力を借りて、なんとかトップでフィニッシュしたい物だ。




・・・・なんて言うことが夢物語だと言うことが自分自身が一番良く知っている。


現実はと言えば、フルサイズのモトクロッサーに囲まれたσ(^_^;は、左右のライダーがダッシュするのを見届け、さらにもう一度左右を確認して、みんなが出ていったあとでしみじみと走り出したのであった。


しかし、一回り小さいとは言え、こっちもモトクロッサーである。

細かいコーナーならむしろ小回りが利いて良い。


一台でも多く、フルサイズを喰ってやるべく、それなりにアクセルを開ける。


たまたまインよりのスタートだったので1コーナーでは最後尾ではなかった。


続く2コーナーでは逆バンクの左タイトターンで、インのラインは渋滞しており、アウトから攻めた連中はオーバーラン気味になり、ほとんどストップしていた。


たまたまタイミング良くインのラインが空く頃に到達したので、小柄なマシンを利して、ほいほいとインを付き、何台か抜いた。


しかし、所詮、これまでである。


もともと実力に差がありすぎるので1周回ってくる間に最下位に。

しかし、本気の連中は結構攻めているので転倒も多い。
落ち穂拾いのようにこけたライダーを抜いては、また抜かれると言うことを繰り返す。


おあそびスプリントレースとは言え、
「10分+2周」
である。


去年はわずか5周くらいで腕が上がってしまい、へろへろになってしまった。


今年は少しはペース配分を考えないと・・・・



なんて思うものの、意外に転倒してリカバリした選手からは離されずに済んでいる。そうなると少しは欲も出てくる。


ゆくてに連続ジャンプが見える。

基本的にジャンプやフープスはミスをしたときの転倒ダメージが大きいので無理しないことにしている

社会人としては、遊びで怪我をする訳には行かない。

基本的に、単発のジャンプならそれなりに跳ぶが、連続ジャンプはなめていく
テーブルトップも然り。


しかし、そんなことをしていては、置いて行かれてしまう。長丁場のエンデューロと違い、短時間勝負のスプリントである。


闘争心は、ホモ・サピエンスとしての本能である。



いよいよジャンプが目の前に迫ってきた。
腹を据える。


耳元でなにやらささやく声が聞こえる。

「飛ばねえ豚は、ただの豚だ。」


今の自分の状況に置き換えてみる。


「跳ばねえメタボリックは、ただのメタボリックだ。」


ヘルメットの中でつぶやく。



気分は「紅の豚」である。

心なしか、自分の声が、森山周一郎の渋い声とだぶる・・・・・



どりゃっっぁ!!とばかりに跳ぶ。
 注)当社比:1.05倍



続くフープスも普段の走行ではあり得ない速度で突っ込む。
 注2)当社比:1.1倍


そう、本来、チキンなのである。(笑)


それでも、自分的には未知の領域である。
無事に通過できるかはバイク任せ。連続するギャップの上でたこ踊りするマシンの上で必死に体をあわせてこらえる。


腹の贅肉も揺れる。


まさしく、「揺れるメタボリック」状態である。


既に息は上がり、口は半開きである。


しかしそれでも、悲しいかな実力の差は歴然である。
何ラップもしないうちに、周回遅れにされてしまった。

おまけにこのレースが始まる少し前からいよいよ雨が本降りになってきた。



途中にある、上り坂はぬたぬたのどろどろでラインも掘れてきた。


失速すると、即、スタックである。

σ(^_^;の腕ではかなりやばい感じになってきた。


おまけに、完全に腕が上がってきた。


おそらく5ラップ目くらいだと思うが、ついに登りでミスしてしまい、失速。

坂の途中で止まったエンジンをキックでかけ直し、再スタートを試みるもうまくいかず、かえってマシンが横を向いてしまう。


ここまで来ると、残りわずかだった体力も砂漠の砂にしみこむように吸い取られ、万事休す。

ギャラリーのお助けマンにも助けられ、何とか坂の下まで戻る。


とりあえず、休憩することにする。(^_^;)


しかし、σ(^_^;がスタックしたあとは他のうまい連中でさえ、毎周、誰かしら、登り切れずに止まる。
そんな連中のリカバリーを今後の参考にしながら、体力の回復を待つ。


そして(そろそろ終わりかな~?という頃に)エンジンを再始動し、坂を上りなおしていくと、うまい具合にチェッカーが振られている。


あ~。俺のレースが終わったぜ・・・・・。

一人つぶやきならが、ピットに戻る。


内心はこれでようやく楽できるぜ・・・・といったところである。(笑)


このレースが最終レースだったが、このころには雨は完全に本降りモード゙。
土砂降りとは行かないが、地面もどろどろである。


おまけに日が暮れるのも早いので、大きめのマイナスドライバーを使って、ざっとマシンの泥を落としただけで、さっさと車に積み込んでしまった。あらゆるものが泥だらけでぬれているので車のウインドウが一気にくもる。


なんとか乾いた服に着替えるが、やはり芯から冷えているので震えが止まらない。


暗がり&本降りの雨の中、表彰式を行い、無事、すべてのイベントが終了した。


σ(^_^;とパートナーを汲んだ、KATOさんはベストヘルパー賞と言うことで、特別賞をもらっていた。初心者クラスのエンデューロのときに一生懸命、お助けマンをやっていたのだ。



友人として、すこし誇らしい。
そして商品は羨ましい。(笑)



喜んでいたようなので、誘った甲斐があったというものである。


彼とはスキー仲間でもある。
これで彼がσ(^_^;よりも良いタイムで滑ることはないだろう。
彼はそんなに不人情ではないはずである。


ねっ!!!??(爆)


しかし、予報通りの雨の中、多少ドタキャンもいたようだが、取り巻きも入れれば、ざっと総勢、6、70人くらいは集まったと思う。

幹事連中にはご苦労さんと言いたいし、参加した仲間達には更に友達を誘い合ってまたやりましょうと言う気分である。


いやいや、ホントにバイクはたのしい。

オフロードは特にたのしい。
いい年してやるドロ遊びの醍醐味はやったことのある人間にしかわからない。

みんな、お疲れさまでした。
そして、有り難う。