昨日は都内のハウススタジオでおこなわれたモデル撮影会に行ってみた。
ここの撮影会は初参加であった。
何しろ、このところ、車とかバイクとか、「固い」ものばっかり撮っているので、たまには柔らかいものでも・・・という心境である。(笑)
しかし、一軒家の室内を使ったスタジオであったが、中が殺風景でしかも照明が貧弱。おまけにレフも使わず、窓際にモデルを立たせるので、逆光がきつく、モデルの顔との輝度差が激しく、ストロボを使わないと撮影がかなり難しい状況。
よっぽど窓のブラインドを降ろしてもらおうかと思ったが、常連さん?とおぼしき方達はそんなシチュエーションでも嬉々として撮影しているので、我慢した。
約80分(実質60分)の1部のみの参加で帰ってきた。おそらく、ここが主催する撮影会には、(屋外撮影でない限りは)もう行かないと思う。
帰りに、えびすにある東京都写真美術館(http://www.syabi.com/ )に寄ってみた。
展示作品自体は、ふ~んという感じだったが、帰りがけに立ち寄った売店で一冊の写真集を買ってきた。
本城直季 「誰も知らない、もう一つの地球(プラネット)」
である。
しばらく前に写真雑誌でこの人の事は知っていた。
都会の風景をまるでジオラマ写真のように撮るのである。あらためて写真集を見ると、本当にすごい。
どう見ても精巧なミニチュア模型の写真にしか見えないのである。
こういう作品を撮りたい(作りたい)とはさほど思わないが、どうやって撮っているのかと言う点については非常に興味がある。
まず見ていて、気づくのは普通の広角レンズを使った風景写真と比べると極端に被写界深度が浅くなっていること。それから色遣いを割と単調なトーンにして居ること。
フィルターワークによるものなのか、デジタルによる後処理なのかはσ(^_^;のレベルでは想像しかねるが、面白いのは事実。
完全に自分の世界を確立している。
まあ、σ(^_^;的には、今はあまり、技巧に走らず正攻法の撮影だけを心がけているが、知識としてはその技を知りたいものである。
とりあえず、今度デジタル処理でどこまでできるのか、試してみよう・・・