昨日「菅笠」の事を少し書きましたが
「伊勢音頭」にも・・・
“大阪はなれて早や玉造 笠を買うなら深江が名所 ヤートコセ、ヨーイヤナー”と
唄われており、昔、大阪からお伊勢さんに詣る時は
「深江」で「菅笠」を買って行くのが常識だったらしいです。
そんな歴史が勉強できる「深江郷土資料館」は
平成22年7月にオープンした、まだ新しい施設です。

深江郷土資料館
中には「菅細工」が数点展示されていますが
何と言っても目に付くのが、同寸約170cm(私の身長と同じ)もある「菅笠」です。
歴代の天皇御即位、大嘗祭(だいじょうさい)の時や、
20年に1度の神宮(伊勢神宮)式年遷宮の時(今年です)に使用され、
今でもここ深江の地で作られているそうです。

約170cmもある巨大な「菅笠」
兄の與齋(よさい)さん、弟の莎村(しゃそん)さんの
「茶釜」なども展示してあり、狭い所でしたが非常に見応えがありました!
それと係の方が、たいへん詳しく「菅笠」や「茶釜」の説明をしてくださるので
気付けば1時間以上経っていました。

「菅笠」「茶釜」が所狭しと展示してあります!
資料館の横では「菅田」があり、「深江菅田保存会」の方々が
良質な菅の収穫を目指して取り組んでいるそうです。
この時期は刈り取られた後でしたが・・・

深江菅田の復元