第9旅第3章:柳小路駅~鵠沼駅~湘南海岸公園駅 | もこ太郎の平成阿房列車

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石上駅 に到着した列車から下車する乗客、また列車に乗り込む乗客、ともに数える程度であった。
相変わらず乗車率の非常に高い列車は、駅を出発すると住宅街の中を走り抜ける。


変わり映えしない車窓を眺めていると、あっという間に隣の駅に到着してしまった。


「柳小路(やなぎこうじ)駅」




単式ホーム1面1線を有し、住宅街の中に立地するこの駅は、手前の石上駅と非常によく似た印象を与える。

石上と「兄弟駅」と言われても異論は無い。



石上駅と異なる点は、この駅はホームの両端に出入り口が設置されている事。

(石上駅の出入り口は1箇所しか無かった)

そのうち鎌倉寄りの出入り口はバリアフリー対応のスロープが設置されている。



石上駅もそうだったが、住宅地の中にある割には、この駅を利用する乗客はそれほど多くないらしい。


下車してから間もなく、藤沢行きの列車がやってきた。




車両はグリーンをベースに塗装されている。

江ノ電のイメージと言えば、やはりグリーンの車体が真っ先に思い浮かぶ。


藤沢から折り返してきたこのグリーンの列車に乗り込み、次の駅に向かう。

例外無くこの列車も、車内は混雑していた。


列車はまたもや住宅街の中を、淡々と進んでゆく。

そして簡単に次の駅に停車した。



「鵠沼(くげぬま)駅」




島式ホーム1面2線を有するこの駅では、列車の交換が行われる。




ホームと駅の出入り口とは地下道によって連絡されており、その地下道に改札が設置されている。

改札の隣には駅員室がある。




改札を抜けると、東側と西側にそれぞれ地上への出口がある。


(写真は西側出口)


ところで「鵠沼」と聞くと、よく湘南を舞台にした唄の歌詞に登場してくるのを思い出す。

しかし、駅の周りは住宅密集地で、相模湾を見渡せる海岸からは少し離れた場所にこの駅は位置している。

江ノ電と併走する小田急江ノ島線の「鵠沼海岸駅」のほうが、より海岸に近い。


下車して12分後、まずは随分オリエンタルなラッピングが施された藤沢行き列車がやってきた。




ほどなくして、反対側からグリーンのラッピングの鎌倉行き列車がやってきた。

私はこちらの車両に乗り込む。





鵠沼駅を発つと、列車はS字にカーブした線路を、スピードを殺しながら進んで行く。

そのS字の中間に、境川に架かる鉄橋を渡る。

鉄橋を渡りきるかどうかの瀬戸際で、線路は複線から単線になる。

境川は、江ノ島と対岸を結ぶ陸繋砂州のふもとを河口とする小さな川である。
路線は少しの間、この境川に沿って進むことになる。


列車は緩やかな左カーブを曲がりながら、次の駅に到着した。



「湘南海岸公園(しょうなんかいがんこうえん)駅」




単式ホーム1面1線を有する無人駅。

出入り口は、柳小路駅同様ホームの両端に設置されている。

鎌倉寄りには、駅舎と呼ぶにはあまりにも小さな建屋が佇む。


駅名の割には、駅近辺から海岸が見えるわけでもなく、少し地味な印象を受ける駅だ。

この駅周辺も住宅街となっており、駅名にもなっている湘南海岸公園は、かなり距離の離れたところに位置する。




駅はカーブの途中に作られており、ホームの一部は列車との隙間が大きくなる箇所がある。

その箇所には、「足元注意」の注意書きが書かれ、乗客に注意を促す。




ここまでは、何ら変哲の無いローカル路線のように思われることであろう。

しかし、江ノ電の見せ場はここからなのである。






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