第9旅第4章:江ノ島駅~扇屋 | もこ太郎の平成阿房列車

もこ太郎の平成阿房列車

No Train,No Life!
生粋の「乗り鉄」がブログを書くとこうなる!!
私が行った鉄道の旅をレポートさせて頂いています!
私のブログをお読み頂いて、鉄道の旅に興味を持って頂けたら幸いです!


この旅の物語を最初からお読み頂ける場合は、こちらをクリック



湘南海岸公園駅 で数人の乗客を拾って、列車は発車した。


混雑したその列車は、住宅が密集している中にある、わずかな隙間をすり抜けるようにして走る。


そうこうしていると、またあっという間に駅に到着した。



「江ノ島(えのしま)駅」






路線の名前になる程の、江ノ電の主要駅だ。

駅構内には江ノ電本社事務所もある。

ここで下車する人、そして乗車してくる人ともに、大人数であった。

中には、団体様御一行も含まれていた。


相対式ホーム2面2線を有し、当駅でほぼ全ての車両が交換を行う。

ホーム間は構内踏切で結ばれる。




藤沢方面のホームには待合室が設けられており、そこには江ノ電の車両の運転台カットモデルを始め、車両の模型等が展示されている。

この運転台の前で記念撮影をする旅行客も少なくなかった。




また待合室の外には、本格的なジオラマが展示されており、列車を待つ乗客の目を楽しませている。




コンコースには自動改札機が設置されており、大勢の乗客の改札業務にも対応可能になっている。




改札の前には売店も設置されている。




この駅で下車した大半の人が目指すのは、一大名勝地「江の島」である。

改札を抜け、南へ徒歩15分程で江の島に上陸可能である。


江の島には、江島神社を始め、江の島サムエル・コッキング苑、江の島展望灯台、稚児ヶ淵、恋人の丘、ヨットハーバーなど、魅力的な観光要素が多数存在する。



しかし私は、今回の旅の目的の一つである、とある名物を手に入れようと、江の島には見向きもせずに目的の場所に向かうことにする。



改札を抜け、江の島とは逆方向の北側に足を運ぶ。

踏切を越え、国道467号に出たところで進路を東に変える。


国道に沿って少し歩くと、道路の真ん中に江ノ電の線路がひかれているのが見えてくる。


江ノ島駅から隣の駅までは、江ノ電は路面電車と化すのである。


しばらく待っていると、警笛を鳴らしながら、私の目の前をゆっくり列車が通り過ぎて行った。





列車を見送ると、道路の向こう側に別の江ノ電の車両が顔を覗かせていた。



(写真は、2014年1月11日撮影)


よく見るとそれはある店舗で、本物の車両の運転台とパンタグラフが埋め込まれている。




この店舗は和菓子の「扇屋」。

私が「江ノ電の名物」と言っているものは、この店(と、鎌倉駅の売店)でしか購入することができない。


早速店舗に入ってみる。

すると、江ノ電で実際に使われていたホーローのサボ等、江ノ電に所縁のある物が展示されている。

この店と江ノ電とは、切っても切れない関係にあると見た。




そして、ディスプレイに掲げられている、江ノ電の名物を注文する。


それは、

「江ノ電もなか」




私が購入したのは、最中10個入りの詰め合わせ(1,300円)。

長方体の最中一つ一つが、江ノ電の車両の描かれたユニークな箱に詰められている。

パッケージの違いで、味も5種類に分けられている。

肝心の味のほうは、甘さも程よく控えられ、とても美味である。


江ノ電に乗って江の島を訪れた時は、必ずこの「扇屋」に立ち寄って、この「江ノ電もなか」をお試し頂きたい。



この旅の物語の続きは、こちらをクリック



鉄道コム

にほんブログ村 鉄道ブログへ