第4旅第8章:両毛線 | もこ太郎の平成阿房列車

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水上駅で、駅寝であかした一夜。
4時半起床。始発の30分前起床は、駅寝の鉄則との注意書きを、どこかのサイトであらかじめ見ていた。



2011年9月18日
天気は晴れのようだ。
冒険の2日目が始まった。


お世辞にもよく寝たとはいえないが、初めての駅寝にしては、必要十分な睡眠は取れたようだ。
シュラフをたたみ、トイレで洗顔を済ませる。
私の他に、駅寝した人が2人ほどいたのは気づかなかった。


水上駅のスタンプを頂き、既にホームで待ち構えている、107系の始発列車に乗り込む。


5時4分
まだ暗い空の中、列車は高崎に向け出発した。
乗客は私一人のようで、貸し切り状態であった。
107系列車のシートは、窓を背に向けて座るロングシートである。
ただでさえ広々とした車内が、クロスシートの圧迫感が無い為余計に開放感を感じる。


私はロングシートに足を放り出して、少し寝そべったりしてみる。

煌々とした車内で、車窓も殆ど何も見えない状態の中、揺れる吊り革を見つめていると、そのうち上牧(かみもく)駅に着いた。
ここから、数人の乗客が乗り込んできて貸し切り終了。
この駅は小高い丘の上のような所にホームがあり、周りに人気の無いような印象で、この時間に乗客が数人いたのには少し驚いた。


高崎の手前、「新前橋駅」で一旦下車する。


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新前橋駅は地元の人から「シンマエ」と呼ばれているらしい。
名前からも分かるようにこの駅は、隣の「前橋駅」の分家にあたる。
上越線、両毛線、吾妻線の各列車、さらに高崎線からの直通列車がここで停車し、群馬県の鉄路の、要の駅の1つとなっている。
その割には、この駅の1日の乗車人員は、両毛線しか乗り入れていない本家の前橋駅の半分程度である。


これからまず、両毛線沿線の駅スタンプを集める。


それにしてもこの両毛線というのは面白い。
単線区間と複線区間が入り乱れているのもそうであるが、そのルートに大きな特徴がある。
新前橋と栃木の小山を結ぶ、東西に延びた路線であるがその間、北へ南へ大きく蛇行を繰り返しているのである。
主要都市に無理やり線路を通してしまった結果であるが、この蛇行の影響もあり、高崎から小山まで移動するのに2時間近くかかってしまう。
さらに、下りの車両は全て高崎駅から出発するのだが、その半数は途中の「前橋」「伊勢崎」「桐生」までしか行かない。

時間帯によっては、高崎線で大宮まで行き、大宮から宇都宮線を利用した方が、小山に早く着く場合もある。
申し訳ないが、いろんな要素で中途半端な路線、という印象は否めない。
でも、それが面白いと思える要因でもある。私は両毛線は嫌いではない。


両毛線の下り列車を利用し、初めに向かったのは「伊勢崎(いせさき)駅」。


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ホームは高架上にあり、駅舎も近代的な作りである。

駅の北側は綺麗に整備されているが、周辺はかなり開けた印象である。


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一方南側はバス停やタクシー乗り場などもあり、北側より賑やかな印象だが、区画整備の途中なのであろう、至る所で工事が行われている。

そして南側の地上に、東武鉄道のホームがある。


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この駅は東武鉄道の伊勢崎線との接続線であり、スタンプもJRと東武の2種類手に入れることができる。


伊勢崎線は、浅草とここ伊勢崎を結ぶ路線で、民鉄の中では国内で最長の路線(114.5km)である。
しかし、ここから乗り換えなしで浅草まで向かう列車は、1日1本の特急列車しか無い。
普通列車は太田、或いは館林が終点となってしまう。


余談だが浅草~東武動物公園間は、東京スカイツリーの開業に合わせて「スカイツリーライン」などという愛称がつけられた。
しかし私は「また客寄せのための安直な名前が付けられてしまった」という印象が有る為、あまりこの愛称を快く思っていない。
「とうきょうスカイツリー」などと変えられてしまった駅名も、「業平橋(なりひらばし)」の方がよっぽど味わい深い印象を受けるのだが…


もこ太郎の平成阿房列車

再び両毛線の下り車両に乗り、桐生を超えて栃木県に入る。
(ぐんまワンデーパスSP・ツーデーパスSPは、両毛線は全線乗り放題の対象になっている)


そして、「足利(あしかが)駅」で下車。


もこ太郎の平成阿房列車

学問の街として有名であるが、駅舎も木造でなかなか好印象を受けた。


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スタンプを手に入れ、次は上り列車で桐生に向かう。


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