第3旅第5章:君ヶ浜駅 | もこ太郎の平成阿房列車

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笠上黒生駅を出た外川行き列車の車窓は、住宅街と一面に広がる畑の景色が入れ替わり立ち代り飛び込んでくる。
笠上黒生からわずか6分で3つの駅に停車する。まるで先日乗車した上毛電気鉄道 と同じような感覚だ。
その3つ目の駅で下車してみた。



「君ヶ浜(きみがはま)駅」

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単式ホーム1面1線を有する、非常に小さな無人駅。

駅名標は錆が目立つ。
ホーム上に待合室は無く、ベンチが無造作に置かれている。
ホームにはヤシのような木が立っており、南国の雰囲気を醸し出している。
駅から徒歩5分のところに、駅名の由来であり、日本の渚百選にも選ばれている「君ヶ浜」がある。

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しかしこの駅の最大の特徴は、ホームの出入り口に、何とも不自然に建っている4本の白い支柱。

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実は数年前まで、ここにはギリシャ神殿を思わせるようなアーチ状のオブジェが建てられていたらしい。
老朽化が進んだせいで、頭の部分だけが取り除かれ、柱の部分はそのまま残されたということだ。


駅前には民家が数件建ち並んでいるが、ほんの少しそこから足を延ばすと、広大な畑の景色が広がる。
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駅のすぐそばにある踏切の上に立って、真っ直ぐにのびる線路を見てみる。
雑草が生え放題の線路は、いかにもローカル線の情緒が溢れていると感じた。

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駅前に、小さな待合室のような施設があるが、そこでは猫が2匹自由な時間を過ごしていた。
猫餌も猫用トイレも置かれていて、飼い猫同然のように扱われているようだ。



この駅にいるだけで、なんだか穏やかな気持ちになれる。
次の列車に乗るのが惜しく思ってしまうが、そんなことも言っていられない。
踏切の鐘が鳴り始め、銚子行きの列車がやってきた。
私は次の駅に向かう。


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