都響 大野 タコ15 Vn2 イブラギモヴァ | クラシックコンサート鑑賞日記

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コンサートの余韻を楽しむブログ

2025年9月4日(木)サントリーホール

【ショスタコーヴィチ没後50年記念】
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第2番 嬰ハ短調 op.129
ショスタコーヴィチ:交響曲第15番 イ長調 op.141


指揮/大野和士
ヴァイオリン/アリーナ・イブラギモヴァ

 

 

 

素晴らしかった!!

いいと噂に聞いていたイブラギモヴァを初めて聞けた、しかもタコ2。

ちょっと写真とだいぶ違ったがニコニコして入場してきて優しいお母さんという感じ。

しかし演奏がはじまると鳥肌が立つような憑依系。凄まじいテクニックと、胸が締め付けられるような繊細な音で圧巻。

本当に一人で弾いているのか?と思うような超絶技巧があった。悍ましいほどの完璧な演奏。

演奏が終わるとまたニコニコ。アンコールはなし。

 

15番は、なんとこれだけコンサート通いをしてショスタコ好きを名乗っていながら初の15番。

ちょっと前に室内楽版を聞いたがオケは初である。

やっと聞けた15番であるが、いや〜〜これも凄かった。

 

都響の演奏のうまさもさることながら、大野さんの変にいじらないオーソドックスなスタイルが非常によかった。

第4楽章のクライマックス、金管と打楽器、最高!あぁ生きててよかった。。。。

ショスタコ最後の交響曲を堪能できた。涙が出た。

至極幸せな時間をいただいた。