大阪フィルハーモニー交響楽団 尾高 ブル6 | クラシックコンサート鑑賞日記

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コンサートの余韻を楽しむブログ

2024年1月22日(月)サントリーホール

武満徹: オーケストラのための「波の盆」
ブルックナー: 交響曲第6番 イ長調 (ノヴァーク版)

指揮:尾高忠明

 

 

 

2年ぶりの大フィル。

大フィルは2017年に井上さんのタコ11、12を、2022に尾高さんとブル5を聞いている。どれも満足の演奏だったと記憶している。

本日改めて思ったのが、大フィルの音はかなりダイナミックですね。大胆で気持ち良い。

 

武満自体は苦手だが、本日の演奏は弦の美しさに全体のしっかりとした輪郭の描きがよかった。

4曲目でいきなり明るいマーチになってそれがすぐ終わるのが面白い。この部分、なんとなく白黒映画のような情景が浮かび、なぜかなんとも言えぬ変な気持ちになる。

元々ドラマの曲らしい。笠智衆とか本当に懐かしい。小学生の頃よく映画で見た。

 

ブル6は、快活な演奏だった。

金管が超元気www 特にチューバとトロンボーン。音がでっかい!!!海外のオケのよう。

とにかく今日はチューバとトロンボーンが主役だった笑

ホルンがうまいと思った。あとオーボエもよかった。

 

全体的にブルックナーの繊細な感じや天を仰ぐ神降臨という雰囲気はなかったが、6番がそもそもそこまで昇天しない曲だからかな? こんな感じもいいと思う。

 

生意気なことを言うと、大フィルはこれまでの演奏を聞くとダイナミックな音で圧倒するのが得意という印象を受けた。

なので、ショスタコとかマーラー、ストラヴィンスキーはとても合うだろうな。

逆にドビュとかラヴェルの繊細な表現はもしかしたら不得意かも。

また井上さんでショスタコを大フィルで聞きたいなと思った。