2022年6月2日(木)トッパンホール
コンスタンチン・リフシッツ(ピアノ)BA-DSCH Project
II-室内楽:D.ショスタコーヴィチ
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲 Op.34[リフシッツ]
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン・ソナタ Op.134[山根&リフシッツ]
ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲 ト短調 Op.57
コンスタンチン・リフシッツ(ピアノ)
山根一仁(ヴァイオリン)
東 亮汰(ヴァイオリン)
川本嘉子(ヴィオラ)
遠藤真理(チェロ)
リフシッツ@トッパン、ショスタコ祭。
24の前奏曲は正直つらかった。音が強すぎるし、テンポが悪い。
自分の好きな演奏とはかけ離れていた。もっと軽快に跳ねるように踊るように、時には囁くような音があるはず。
反してヴァイオリン・ソナタは、別人のように良かった。 弱音の美しさ。これよこれ、どうしてこれを24前奏曲でやらなかったのだろう。前奏曲は久々だったのだろうか。ヴァイオリンとの息もピッタリ、こればかり練習していたのだろうか。
山根さんも強烈で、途中白目を剥いて一心不乱に演奏しており、本気さを感じた(笑)
いやはや、本当にこの曲は壮絶。ピアノも壮絶。これプロでも弾けない人が結構いるのではないだろうか。
今日1番良い演奏ように思う。
メインの五重奏も良かった。
結局、ピアノソロ以外は楽しかった。
音楽と関係ないが、ちょっとヴィオラの川本さんの肌の露出がきつかった。体格がなかなかなので、客席に向かってそんなに肌を見せなくて結構。申し訳ないが見たくないので隣のエンマリさんばかり見てしまった。
ここでもリフシッツのピアノは素晴らしい。室内楽が好きなのだろうか。
そういやアルゲリッチも「もうソロはやりつくしてやってないのが室内楽しかない」的な理由でソロリサイタルはほぼやっていないようだが、年をとると記憶力などもありソロがキツイのかなと勝手に思ってしまった。
まぁ私のようなド素人が何を言ってんだという感じだし、そんなことはないのだろうが、そう思ってしまうほどソロと室内楽でのピアノの出来が違うと感じた。