2022年3月11日(金)紀尾井ホール
望月京:新作 (国際音楽祭NIPPON委嘱/世界初演) <2022>
テリー・ライリー:弦楽四重奏曲 G-ソング <1980>
ジェルジュ・クルターグ:ミハーイ・アンドラーシュへのオマージュ (弦楽四重奏のための12のミクロリュード) Op.13 <1997>
マーク=アンソニー・ターネジ:ピアノ五重奏のための「スライド・ストライド」 <2002>
グラジナ・バツェヴィチ :ピアノ五重奏曲第2番 <1965>
諏訪内晶子(ヴァイオリン)
マーク・ゴトーニ(ヴァイオリン)
鈴木康浩(ヴィオラ)
イェンス=ペーター・マインツ(チェロ)
阪田知樹(ピアノ)
オール現代曲プログラム。
諏訪内晶子を以ってしても会場はガラガラ。現代曲なんでこんなもんか。
望月京(もちづき・みさと)さんはオープン前にステージで自ら解説をしていた。
ギリギリに行ったのでほぼ聞けていない。
ゴリゴリの現代曲。
テリー・ライリーのGソングは、めちゃめちゃ綺麗な曲。予習の段階でグラスに似てるなぁと思った。調べるとミニマル系とある。私は殺伐系とミニマル系が好きなようだ。
ただ、本日の演奏は予習音源のクロノス・クァルテットの美しさには到底叶わないものだった。バラバラでカオスでメロディが確立されていなかったように思う。他の曲はそうは思わなかったので、席のせい、会場のせいではないと思う。
休憩後のスピーチで、諏訪内晶子がこの曲は簡単そうにみえて、実際弾いてみると複雑で調子も全然違うし難しいと言っていた。
3曲目のジェルジュ・クルターグはわっけわからん曲。いかにも現代曲。理解不能。
休憩をはさみ、ターネジは今回の演目の中では親しみやすい曲調。
ピアノに阪田さんを迎え、一気に華やかな音になる。
これは、阪田さん、間違ってんじゃないの?というくらい変な拍子。この拍子通りに演奏するだけでもかなり難しそう。想像だにしないリズム。春祭も当時はこんな感じに聞こえただろう。
バツェヴィチも当然ながらわけわからんが、これは5人の息がぴったりだったように思う。
現代曲はもう行き着くとこまで行ってしまってるなぁと感じた次第。
でも、テリー・ライリーを知れたのは大きな収穫。
来週あたり色々探してみよう。