ゲルギエフ&マリ管 チャイコフェス2、4 五嶋龍 | クラシックコンサート鑑賞日記

クラシックコンサート鑑賞日記

コンサートの余韻を楽しむブログ

2019年12月6日(金)東京文化会館
 
交響曲第2番 ハ短調 作品17 「小ロシア」
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35/五嶋龍(ヴァイオリン)
クライスラー/レチタティーヴォとスケルツォ・カプリス Op.6(五嶋龍アンコール)
交響曲第4番 ヘ短調 作品36
メンデルスゾーン/真夏の夜の夢よりスケルツォ
 
 
 
終演は22時近く!
4番が始まったのが21時過ぎ。
21:50くらいに終わってまさかここからアンコールをやるとは……(笑)
 
今日は自分にとってあまり得意でない4番ということで、昨日ほどの感激はないが、それでもマリ管の美音にうっとりした。
 
交響曲2番は実演はもちろん初めて。
かなり予習したが、それでもあまりピンとこなかった。あまり演奏されないということは、そういうことだろう。
 
ヴァイオリンのコンチェルトはひどかった。
五嶋龍ってこんな感じなのかな?実演は2回聞いているが、2回ともマチネだったこともあり、寝てしまってあまり記憶にない。
 
今日はどうしたのかなぁ。音がかすれて出ていない箇所が多かった。こんなにありゃりゃなチャイコンは初めて聴いた。
 
以前、テレビで海老蔵が一時、トレーニングに凝ってかなりムキムキになったが、歌舞伎に筋肉が邪魔だったと言っていた。
五嶋龍も筋肉が邪魔しているのかな?と思った(笑)
 
アンコール曲は凄まじい超絶技巧。低音は非常に美音に響くが高音はカスレカスレ。う〜む。
 
休憩を挟んで4番。冒頭の通り9時過ぎに始まった。マリ管はいつもサービス旺盛なので終演が9時半を過ぎるのは不思議ではないが、22時に迫ろうとは(笑)さすがに客席からモゾモゾと集中を欠いた動きが出てきた。
 
今日の4番、というか、今日は全体的にかなりゆったりしたテンポだった。
コンチェルトもかなりゆったりだった。
 
4番は第2楽章がとても美しい箇所があって危うく泣きそうになった。
チャイ4で泣いたことなどないので、余程のことだ。
 
第4楽章で物凄くゆっくりとした弱音とうねる早いテンポの力強い音が交差していてかなり作り込んでいるなと思った。
しかしながら、私は4番はサラッとした音作りの方が好み。ゲルギエフがこんなに音をアレンジするとは驚いた。
ちなみに暗譜、串(棒)なし。
 
明日は交響曲3番とコンチェルトが2本。
コンチェルトの3番は1度YouTubeで聞いただけだが、敢えて明日実演でじっくり聞こうと思う。
 
今日もゲルギエフはかっこよかった。
燕尾服の裾がヒラヒラして帝王のよう。
 
明日で終わりなんて嫌だなぁ。