オーケストラの日 東京文化会館 | クラシックコンサート鑑賞日記

クラシックコンサート鑑賞日記

コンサートの余韻を楽しむブログ


2019年3月31日(日)東京文化会館

指揮:大友直人
ヴァイオリン:竹澤恭子
[使用楽器]日本音楽財団保有 ストラディヴァリウス 1735年製ヴァイオリン「サマズィユ」
オーケストラの日祝祭管弦楽団(首都圏の全プロフェッショナル・オーケストラより集まる特別なオーケストラ)
司会:朝岡聡

ジョン・ウィリアムズ/スターウォーズより「王座の間とフィナーレ」
メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲 ホ短調
チャイコフスキー/幻想的序曲「ロメオとジュリエット」
ラヴェル/ボレロ
【アンコール】
ビゼー/アルルの女よりファランドール




ブログには書いたことがないが、実は毎年3回ほど子供向けのコンサートやイベントに行っている。

これも子供向けのコンサートだと思ってチケットを取ったら、子供も確かにチラホラいたが、お客さんは圧倒的にいつもながらの高齢者だった。


なぜ子供向けと思ったかと言うと、チラシのデザイン、さらにチラシの裏にも記載があったが、このコンサートの前の11時から14時半は子供向けのイベントをしていたからだ。
ロビーではお祭りのように様々なブースで子供イベントを開催していた。

なかでも、無料楽器体験コーナーは、地下の楽屋らしき場所で開催されており、本物の楽器を試し放題だった。(スポンサーのヤマハの音楽教室が提供していると思われる子供サイズの楽器)


そこで見つけたのは、柱のラクガキ。
おびただしい数の落書きは、世界中の演奏者や歌手、ダンサーのものだろう。様々な言語のラクガキが所狭しと書いてあった。
これにはかなり感動してしまった。

 

 

 

 

↑この絵、うますぎ

 

 


 

 

ちなみに、自分の子供は音楽には全く興味がない。ピアノを4歳で習って1年で挫折。私が鬼のようにピアノの手ほどきをしてしまったために、音楽が嫌いになってしまった。

今日の楽器無料体験も、絶望的な顔をして絶対に手を出さなかった。

 

保育園の頃からマーラーの6番やらショスタコ10番やらを鼻歌で歌っているので素質があるのかと思ったら、毎日家でかかってるから覚えて歌っていただけのことで、本当にしんどそうなので、いよいよ今年で音楽鑑賞も終わりにするしかないと思っている。

夏も子供イベントのチケットはとっているので、それが終わったらもうやめよう。。。そして今日も辛そうだった。(子供を音楽会に連れて行くのはやめますが、私は引き続き変わりません (^^;)

 

 

本題に戻り、今日は司会付きのイベントコンサート。

司会の朝岡さんの解説は非常にわかりやすかった。

大友さんの出で立ちはマダム受けしそうだな〜と思った。ピシッとした燕尾服にグレーのロングヘア、伯爵のようだ。

 

オケはコンマスがN響の伊藤さん。

先日、東響を退団された甲藤さちさん(フルート)もおられた。

あまり普段からオケのメンバーの名前や顔をよく覚えないが、出演者は都内の有名どころのオケプラス、仙台フィルと名古屋フィルのメンバーもいた。

 

スターウォーズは先日ロスフィル&ドゥダメルで聞いたばかり。同じ音楽を聞いてしまうと、あのNHKホールであれだけの音を鳴らしていたのだなと改めて感心させられる。

今日の即席オケもとてもよかったが、アメオケのパワーたるや馬力が全然違うなとも思った。

 

メンデルスゾーンのバイオリンコンチェルトは、竹澤恭子さん。確かな技術とヴァイオリンの歌いっぷりはさすがだった。

あまりに心地よく、私も含め周りの高齢者はこぞって寝ていたw

 

チャイコのロメジュリとボレロは特に楽しかった。

ボレロはそれぞれの演奏者のうまさが十分に伝わった。

 

これだけ聴けて1000円。

かなりお得でした。

ちなみにチケットは完売。ほぼ満席。

 

上野は花見客で駅が大変なことになっていた。