トランス・シベリア芸術祭 スーパーヴァイオリニスト夢の饗宴 | クラシックコンサート鑑賞日記

クラシックコンサート鑑賞日記

コンサートの余韻を楽しむブログ

2018年6月29日(金)オーチャードホール

 

指揮・ヴァイオリン:ザハール・ブロン
   ヴァイオリン:ワディム・レーピン、樫本大進、服部百音、パロマ・ソー
管弦楽:フェスティバル・アンサンブル


サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ 〈ワディム・レーピン〉
ラヴェル:ツィガーヌ 〈ザハール・ブロン〉
グノー(ヴィエニャフスキ):ファウスト・ファンタジー 〈服部百音〉
ビゼー(ワックスマン):カルメン幻想曲 〈パロマ・ソー〉
J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043 〈ザハール・ブロン、ワディム・レーピン〉
ショスタコーヴィチ:2つのヴァイオリンのための5つの小品 〈ザハール・ブロン 他〉
サラサーテ:ナヴァラ 〈パロマ・ソー 他〉
マスネ:タイスの瞑想曲 〈ザハール・ブロン〉
ヴィヴァルディ:3つのヴァイオリンのための協奏曲 ヘ長調 〈ザハール・ブロン、ワディム・レーピン、樫本大進〉
 

 

 

 

たっぷり2時間半!楽しかった!

 

自分でも忘れていたが、久々にS席を買っていたようで、しかもめちゃくちゃ神席だった!

目と鼻の先にレーピンが。。。!

 

レーピンと先日聴きに行ったシャハムは同じ1971年生まれ。(シャハムは早生まれ)

二人とも、すごい白髪。46歳でそんなに白髪?

 

白髪はいいとして、、、

 

トランス・シベリア芸術祭は、昨年レーピンとザハーロワ夫人でヴァイオリンとバレエの饗宴だった。

今年は、ザハール・ブロン先生と弟子たちの饗宴。

とても豪華な顔ぶれだった。

 

パロマ・ソーは、12歳?

完全にスッピンで眉毛くらい描いてあげたい気持ちになった(笑)

 

あどけなくてかわいらしいが、演奏が凄かった。

弾いた曲が超絶技巧ビシバシの曲だったのもあるが、完璧。

子供の仮面をかぶった大人のようだった。

 

 

服部百音さんは、名前はもちろん知っているが生演奏ははじめて。

すごい眼力の持ち主で、ステージに上がるや否や(まだ伴奏)曲の世界に入り込んで鋭い目線でどこかを見つめたり、少し怖いくらいの空気感だった。

 

ヴァイオリンの音色は素晴らしい。

まだ19歳くらい?

何か感受性の塊ですごい演奏だった。

凄い女。また聴いてみたい。

 

 

こんな感じで入れ替わり立ち替わりヴァイオリンを弾いていく。

 

ブロン先生とレーピン、樫本さんのショスタコは楽しくて楽しくて、終わらないで欲しかった。

樫本さんはやはりオーラがあった。

 

レーピンのサン=サーンスは美しすぎて、ただただ幸せ。。。

 

ブロン先生も2つ続けてソロで弾いて、どちらも素晴らしかった。

アルゲリッチの鍵盤を叩く軽い指先を思い出した。

ブロン先生も非常に軽い指使いに感じた。でも、出てくる音は説得力のある確かな音。

 

ちょっと書ききれないほど楽しかった。

五人で何かやるのかなとも思ったけれど、それはなかった。

若手女子チームとベテラン男性チームは完全に区分けされていた。