ひろしま建築散策 / 旧広島港湾事務所 | 建築のたびblog +.+mokonote+.+

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ふらり、ひろしま建築を散策してみた



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【北面ファサード】※海岸通りからの眺め


■『Former Maritime Police Office/旧広島港湾事務所』

■設計:不詳、竣工:1909(明治42)

■日本、広島市南区宇品海岸、海岸通り沿い

    ~広電宇品線「海岸通」電停から徒歩5分~


かつての“広島水上警察署”庁舎


「広島デルタ地域に残る戦前の木造洋館はおそらくこれが唯一」

  ‥と云われていますから、

     つまり、被爆建物でもあります



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寄棟造りの屋根には、

  千鳥破風(ちどりはふ)がほどこされ、


玄関上部には、

  切妻破風(きりづまはふ)が架かっています


開口部はベニヤ板で塞がれ、なんとも侘びしい現状ですが、

  その窓のプロポーションも含めた建物全体の雰囲気は、

   “コロニアル・スタイル”()


★:個人的な見解によるものです



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【東面ファサード】

 外壁は、大半、下見板張り仕上げ


 軒天まわりと基礎まわりを

   縦板張りで張り分けているせいか‥、引き締まって見えます



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玄関上部の白熱球ブラケットは、

  どちらかといえば“派出所”的ですが、

    ここが元警察署であったことを物語っています