建築のたびを写真とともに綴るmokonote/モコノート
東ゾーンには、
商いでにぎわう街並みが復元され、
下町の情緒が漂います
■日本、東京都小金井市桜町、
『江戸東京たてもの園』東ゾーン“下町中通り”
【子宝湯】
映画“千と千尋の神隠し”に出てくる、
銭湯“油屋”のモデルにもなった『子宝湯』
この雰囲気、
あの赤い橋を渡ったところのシーンが甦りませんかぁ(^_-)-☆
※木造の建物は、左から和傘問屋の『川野商店』と『小寺醤油店』
【看板建築】
※左から文具店の『武居三省堂』、『花市生花店』、荒物屋の『丸二商店』
木造建築の表面に、
貼って付けた様な装飾ファサードは、元祖“表層建築”!
タイルを貼ったり
銅板を葺いたり
モルタル仕上げだったり
材料は様々ですが、
いずれも関東大震災の災禍ののちの防火策
紋様やレリーフなどの装飾も加わり、
お店の性格が分かる工夫があって面白い反面、
桁や垂木などで“軒の出”を造ることが不可能な構造に‥
『看板建築』が、
木造建築の伝統として根づかなかったのにうなずけます