木の香る家 『江田島の家』 構造見学会 その2 | 建築のたびblog +.+mokonote+.+

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~建築のたびと日々のできごとを写真とともに綴ります~

日々のできごとを写真とともに綴るmokonote/モコノート


棟梁と大工さん、土壁職人を交えた《ミニセミナー》も催されました


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古材丸太の自然の形(なり)ゆえ、

  レベル調整に一番難儀されたそうです


しかし大工さんいわく、

 「当時の“仕口(しぐち)”や“継ぎ手(つぎて)”をそのまま使うことが出来」、

   「“雇いほぞ”をしたのは2か所だけ」とのこと


続いて棟梁いわく、

 「(100年前の大工仕事が)教科書通りの丁寧な仕事だったけぇ、

    解体から建て方までうまく運んだ」とのこと


先代が施した手刻み(てきざみ)技術の素晴しさを

  語って聞かせてくれました



《土壁職人指導のもと下塗り体験》

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コツは、鏝(こて)でしっかり押し込み上げながら塗ります


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裏面はこんな感じ


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“通し貫(とおしぬき)”の面(つら)に合わせ、はみ出た土をならします


ここから数日かけて乾燥させ、

  剥離しない様に噛み合わせる要領で、

    裏面からもしっかり塗り込みます