建築のたびを写真とともに綴るmokonote/モコノート
水無月の六月‥梅雨のこの季節にふさわしく、
水のたゆたう美術館について綴ります
【2011.03.20】
■『豊島美術館』
■建築:西沢立衛設計、コンクリートシェル構造
■作品:アーティスト内藤礼、「母型」
■日本、香川県小豆郡、瀬戸内に浮かぶ豊島
てらいの無いシンプルなゲートを抜け
まずは四角い構えのチケットセンターへ向かいます
チケットセンター内からふり返ると
四角く切り取られた物憂げな瀬戸内の海
美術館までのアプローチが演出されています
これ↑は別棟のショップ兼カフェ
美術館は右手にあるのですが逆の左方向に進み
緩やかに蛇行しながら歩かせ‥
ゆっくりランドスケープを体感します
薄曇りの中、まばゆい白いタタキのアプローチ
瀬戸内の海を眼下に見
アプローチと近似形の華奢なベンチで小休憩を促されます
タタキのクラックも少々心配ですが‥、
徐々に木陰から現る美術館に、期待は膨らむばかりです