棚田が広がる緩やかな丘に落とされた、水滴の様な美術館
水滴たる所以は建築のカタチだけでなく
展示作品も水滴です
近づくと巨大なにょろり
コンクリート打ち放しの精度が高く、美しい仕上げです
にょろりの先端に開いた口がエントランス
吸い込まれる様に、また、
産みだされる様にして人が出入りします
※靴を脱ぎます、靴下はいときましょっ!
こ~んなにょろりの内部はどうなっているのか
(館内撮影禁止の為、以下3枚は『日経アーキテクチャ』より抜粋)
《No.938》より
柱や間仕切り壁のない巨大なワンルーム
《No.946》より
開口部は天に向かって開放され
吊るされたリボンの揺れとともに風が行き交うのを見ます
《No.938》より
水滴は、
わずかな傾きのある床を軽快に転がり‥
ひっついたり離れたり‥
大きな水たまりに成長したり‥
予測不可能な動きをとります
踏んでしまうこともしばしば‥
スタッフの方に仕掛けを伺うと
「敷地内の井戸からくみ上げた水をいったん建物下に貯蔵し、定期的に湧き出るシステム」
とのこと
床には1~2mmφの穴が186個
雨の日の水滴たちは
降り込む雨と一緒になって
今どんな動きを見せているのでしょう
アリガトウ
季節の移り変わりとともに
再び体験したい建物です
シバシサヨウナラ
町営バスの停留所から