建築のたび vol.03 豊島美術館その2 | 建築のたびblog +.+mokonote+.+

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~建築のたびと日々のできごとを写真とともに綴ります~

棚田が広がる緩やかな丘に落とされた、水滴の様な美術館

水滴たる所以は建築のカタチだけでなく

展示作品も水滴です


近づくと巨大なにょろり


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コンクリート打ち放しの精度が高く、美しい仕上げです


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にょろりの先端に開いた口がエントランス

吸い込まれる様に、また、

産みだされる様にして人が出入りします


  ※靴を脱ぎます、靴下はいときましょっ!


こ~んなにょろりの内部はどうなっているのか

館内撮影禁止の為、以下3枚は『日経アーキテクチャ』より抜粋


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《No.938》より

柱や間仕切り壁のない巨大なワンルーム


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No.946》より

開口部は天に向かって開放され

吊るされたリボンの揺れとともに風が行き交うのを見ます


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No.938》より
水滴は、

わずかな傾きのある床を軽快に転がり‥

ひっついたり離れたり‥

大きな水たまりに成長したり‥

予測不可能な動きをとります


踏んでしまうこともしばしば‥


スタッフの方に仕掛けを伺うと

「敷地内の井戸からくみ上げた水をいったん建物下に貯蔵し、定期的に湧き出るシステム」

とのこと


床には12mmφの穴が186


雨の日の水滴たちは

降り込む雨と一緒になって

今どんな動きを見せているのでしょう


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アリガトウ

季節の移り変わりとともに

再び体験したい建物です


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シバシサヨウナラ

町営バスの停留所から