みんな揃って | モコのブログ

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保育園・託児所の運営をするモコが日々の子供達の様子、日々の生活の事を書いている雑感ブログです。

皆さんの子育てのお役に立てれば・・・と思い綴っています。


「自由保育」「一斉保育」と並べると、「自由保育」

を選ばれる方がほとんどだと思います。

モコも「一斉保育」という言葉には抵抗がありますが、

場面によってはこれも大切なことだとも思っています。



園によっては、半分近くの子どもが「気になる子ども」

であり、特別な配慮が必要な子ども、ということも例外

ではない時代になっています。

実際、1歳半検診で経過観察になっている子どもの数は、

モコでも1歳児の1/3ほどです。

しかし、環境要因だったり、慎重に溜め込んでいる子ども

だったりするので、実際「気になる子ども」はもっと少な

くはなります。



幼児期を過ぎても「気になる子ども」のままかどうかは、

保育園の関わりで大きく変わると学童児を見ていて大いに

感じるところです。



時に「一斉保育」をする中で、これから「学習」をして

いく子どもの基礎となる部分を育てられると考えている

からです。

例えば、

姿勢を正して座る

話し手の目を見て話を聞く

といったことでしょうか。

0~2歳の子どもを持つご父兄には、まだまだ無理~

と思えるかもしれませんが、問題なくできることだと

思います。

食事の前には、テーブルの周りに椅子を並べ、皆が揃う

のを待って、「いただきます」をしますし、絵本の読み

聞かせの時には読み手の持つ絵本を真剣な眼差しで見て

います。




「一斉」という通り、皆で一緒に行うことで、他の子どもの様子

を意識させ、「今、何をよるべきか」を教えていきます。

「マネ」「模倣」することで、じっとしていることが苦手な子どもも

イメージが作りやすくなります。

また、「○○ちゃんってすごーい!」「じょうず!」と皆の前で褒めたり

することで、切磋琢磨し合えるのです。




そして何よりも「わたしも、みんなと○○した」異年齢保育では、

「お兄さんと一緒のことをした!」という達成感や安心感を得る

ことができるのです。



皆と違う発想や独創性も大変大切ですが、それが変に突出した特性を持つ

子どもほど、逆に「一斉」を学ばせることで「育てやすい子ども」に

育つと考えます。



学童所を運営する中で、本当にもったいない乳児期~幼児期を過ごしたなと

思ってしまう子どもを見るにつけ、「みんな揃って・・・」の大切さを

思うモコです。