毎月月初、各園の

給食ミーティングが行われます(店舗により給食室がない場合あり)
各園、給食さん達が困っている内容についてご紹介します~

離乳期の子ども、いえ、子ども達全体をみても、食べていて当たり前の
食材

アレルギーを発症しやすい食材だったり、まだ離乳中期だから時期が
早いなどを考慮しながら、子どもの成長や安全性を第一に考え、出来
る限り安全に色々な食材を試し、味覚形成をし食べられる食材を増やして
いくことが食の幸福だと考えているモコです

しかし、0~2歳児に対し食材調べをしてみると・・・・

(※食材調べ・・・離乳期の子どもが家庭で食べたことがある食材を調査し、園ではじめて食べる食材によるアレルギーの発症をなくす目的で使用される
アレルギー発症がないであろう食材で、しかも月齢が低くても安全に食べる
ことが出来る食材についても食べていない食材の多い子どもが目立ちました

1歳になったばかりの子ども
給食:「きゅうりを食べていないようなので、こちらではずっと抜いて
いますが、まだ食べていませんか?問題なく食べれると思うので、
食べてみてくださいね~」
母: 「主人も私もきゅうりは嫌いなので、食卓に上らないんです。
だから、この子も食べていません。」
とのこと。
また、食材調べの食べれる食材が増えない、こんな1歳児の例も
給食:「きのこや、ねぎなんかは、もう食べられますからね~
食べてみてくださいね。」
母: 「私は忙しいから、なかなか料理をしないし、兄弟達も好き嫌いが
沢山あるから、嫌いな物は出さないんだよねー。」
こんな理由により、家庭では食べたことがない食材が増えてきています

園では、園の給食で初めて食べることを防ぐために行っている食材調べ
ですが、こうなると、給食提供も危ぶまれてしまいます。
好き・嫌いではなく、園の保育は
集団
だということを踏まえ、まず家庭で食べることができるかを試して
いただきたいと思います。
親には、子どもを守る使命があるのですから・・・・。
また、れんこん・きのこ・ごぼう・小松菜・たけのこなどは、家庭の食卓
に上ることが少なくなってきているようで、食材調べをしても、こちらから
「給食提供が困るので・・・」と付け加えないと試してもらえない食材に
なってきています。
子どもは、面白いもので、家庭や園で食べ慣れている食材には、ちゅうちょ
することなく手を伸ばし、また、見たことがない食材には、なかなか手を伸ば
さないのです。
また、見たことがない調理方法だったり、色だったりすると、これまた、防衛
本能が働き、教えなくても食べることをちゅうちょするのです。
小さい頃から、色々な食材を食べ、また、色々な調理方法で食べ、そして、
その食材の元々の姿が分かると、納得して食べてくれるのです。
世の中には、美味しい食材や調理方法

食は本能ですから、それらの味をどれくらい知っていて、美味しく食べることが
できるかは、その子の幸福度のひとつだと考えます。
親主体ではなく、時々子ども主体に、しかも未来の子どもの健全な心と体を
考えた食事の提供を是非親御さんには考えていただきたいな~と思います
