これは、伝統的なタロットだと「力」というカードに当たり、愛による獣性の克服…というような意味になるのですが
トートタロットでは、むしろ獣性の解放みたいな、キョーレツな感じになります。それ(獣性)すら、生きるためのエネルギーなわけです。
欲望の行使によって、自分軸で生きる新しい時代をつくります。それは、他人軸で生きる時代にいる人にとっては、ある意味秩序の破壊者で、悪魔のように映るかもしれません。
個人的には、この「獣性」が占星術的には金星にあたるような気がしています。
一昨年〜去年にかけては、金星がやたら目立つ星回りで、それまでタブーとされていた獣性の解放を煽るというか、そこの目覚めを促す方がすごくたくさん出てきたな~というのが印象的でした。(いわゆる子宮系といった方々がこれに当たるかなと思います)
以前のスピリチュアル系の定番は、むしろ頭で獣性を抑えていく方向だったと思うのですが、獣性は肉体を持つ限りは否定できるものではないので、まず存在を知って、聖なる力として解放する方が、からだにもいいだろうなあと思います。
ともかく、獣性の解放を促す流れがあったのも、これからの進化のための必然であったような気がします。
獣性=醜いもの
エゴ=なくさなければいけないもの
であるとしたら
ほぼ生きてる意味ない。(笑)
それらすら燃料なんだなと思います。
あくまで燃料なので、それで遊んでいる暇はないのかもしれませんが…。
自己実現するために、聖人になる必要はないのですね。