生命の樹を眺めて、育児について考える | もっくん珈琲ブログ

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もっくん珈琲オーナー、タロット&占星術占い師、三児の母のもっくんの日常、店のお知らせ、考えていること。

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タロットカードの体系を説明しているこの図…見ていると、いろんな考えが整理されて、実に面白いです。

トートタロットはこれの理解がマストなので、教えるようになってからは特に、四六時中この体系で物事を考えるようになっています。


詳しい話は省くとして、この図の要点の一つは、男性性と女性性のバランスです。男性性は能動性、女性性は受動性ととらえます。物事はこの2つのバランスで出来上がります。(男が男性性のみ、女が女性性のみ、ということはなく、男女どちらも、男性性・女性性を保持しています。陰陽と言い換えた方がわかりやすいかも)

このバランス論で、
育児を語ると……

男性性的アプローチ: 
子供の能力を引き出すように働きかけること(能動)

女性性的アプローチ:
子供のありのままを受け止めること(受動)


これのバランスが大事なんだな!と感じます。

星

今まで、私は子供に対してはとかく、女性性的アプローチ(ありのままを受け止める)がマストで大事だと思っていました。

だから、子供達にはあんまり最低限以上のしつけはせず、過剰な早期教育もせず、習い事もさせず…ただ、日々を共に過ごし、子供の思いやありのままに寄りそおうと思っていた。

もちろんその想いには変わりないのですが、保育園に行って、みるみるお行儀がよくなり(笑)力を引き出される我が子らを見て、色々思うところがありました。

「ありのままを受け止める」は、一歩間違えると、可能性をつぶすことでもあるんだなということ。

たとえば、下のふうちゃんは1歳5ヶ月になるけれど、保育園の先生によれば、1歳になったあたりで既に、クラスメイトの顔と名前が全部わかっていて、ちゃんと目で追っているんだって。

普通に考えると、1歳なんてそんなにわかってなくて自動モードで動いてるよね〜という感覚になる。

でも、園の先生は、ふうちゃんの力を知っている。そして、伸ばすような働きかけを、じっくりとしてくれる。

私が受け止めていると思っていた「ありのまま」は、ある意味、子供を見くびった姿なんだよなあ。

(この辺は、上の龍ちゃんが赤ちゃんの時に学んだベビーサインでも、同じことを感じたことがある。赤ん坊は、私たちが思っているより、ずっと沢山のことを理解しているし、伝える意思もある)


だからって子供達に対する接し方を、明日からスパルタにするかっていうと、そういうんじゃないです。変わらないけど、今より少し、前に進んだ姿も、視野に入れようと思う。

「今その子にないものを仕込む」っていうスタイルになると、現状否定だし、それは過剰な習い事と同じで、親のエゴの投影だと思うのね。そのさじ加減は、ギリギリの紙一重だ。

星

このままでも、出来なくても、問題はないの。

性格が多少ねじれてようが、勉強が出来なかろうが、運動が出来なかろうが、その形のまま幸せになることは出来るから。
(わたしは、お勉強はともかく、性格が捻れて、身体能力は色々低いけど 、それでも幸せだからね 笑)

でも、引き出し方をちょっと考えたり、先生から学んだりして、子供の可能性を、盛るんじゃなくて信じたい。

そして見守りたい。この子たちが、どういう形をもって花開き、生きていくのかを。


きっと、子供たちは、私が持っていないかもしれない正解、やり方で、生きていく。

私が知っている正解は、私の人生での正解。

私のお腹から生まれたけど、その辺は立派な他人として尊重したいと思う。この子たちは、私の持ち物ではなくて、神様からの預かりものなのだって、思ってるの。

星

「受け止める」という陰の力。

「引き出す」という陽の力。


自分の中に受け止める像の波動が、そのまま、子供達への働きかけ(引き出し)の波動になる。

受け止める優しさは、過剰に働くと堕落になる。
働きかけの厳しさは、過剰に働くと否定になる。

どんな接し方でも、愛に基づく、悪気のないものだけど、より良い育児って、その愛のレベルを、研鑽することなんだなあと、思う。

そして、その研鑽とは

自分自身が癒され、愛で満たされ、安心した上で、子供の真実を見る、ということ。そうしたら、自分の鏡である子供は、勝手に輝き出す。正確に言えば、もともと輝いていたことに、自分が気が付ける。


育児の悩みは、タロット案件の代表格のひとつなんですが

今日書いたことで、9割5分片付きます。理論上は。(笑)


とか言いつつ私も、これからそれなりに悩むのでしょうが、こうやってバランスを考えて、ここから10年か15年くらいの育児期を、楽しみたいと思っていますラブ