国の男性性・女性性の話 | もっくん珈琲ブログ

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今日はトートタロット基礎講座、集中講義でしたニコニコ 普段は1コマ50分でやっている講義をまとめることで、より体型立った講義ができたと思います。

ホワイトボード(私物)も初導入。タロットカードの構造を説明した『生命の樹』の図を常に横に置くことで、いろんな発見がありましたし、余談も盛り上がりましたキラキラキラキラ

今日、個人的にとても興味深かったのは、生命の樹の陰陽に、「日本の男女の在り方」を絡めて考察した雑談でした。

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生命の樹は、真ん中を中庸として、左右で陰陽に分かれる構造をしています。この左右でヤジロベーのように常にバランスを取っているのです。

図の右側の3つの◯が男性性、左側の3つの◯が女性性の性質を持っています。

女性性というのは、基本的に「受け入れる」「受容」という性質があります。逆に男性性は、「意志を出す」「能動」という性質。これはジェンダー(社会的な性的役割)とは関係ない、元来の性質です。

男性性、女性性は、身体の男女関係なく皆がそれぞれ持っている成分ですが、例えばこの図を国全体で見た場合は、男が男性性側、女が女性性側を担っていると言って差し支えないと思います。(1人の人間のフラクタル、擬人化した人間というイメージです)

星星星

男女の機会平等というのは、女性の社会進出の道を開きはしましたが、一方、体の構造やライフサイクルがそもそも違う男女を、それまでの「男の働き方」に基準を合わせて均質化することで、女性の女性らしさを失わせた側面もあります。

私はそれを受けて、「社会全体の女性性全体が抑圧されていて、それゆえに、様々な不寛容を生んで、社会がギスギスしてるんじゃないかなあ」と、ここ数年感じていました。

女性性というのは、表面的な優しいイメージがあるかもしれませんが、実はそればかりじゃなくて、ネガティヴをも受け入れる、という、ある意味残酷な側面があります。例えば、子供を挫折させる、失敗させるというのも、女性性の役割があってこそ。

試練を与えるのは父性の役割のようなイメージがあると思いますが、それは「我が子の失敗経験を許容する」という母性の深い深い受容性(ある意味残酷性)が対で存在してこそ、成り立ちます。

なので、女性性が抑圧されていると、社会の子供たちへは、在り方への不寛容さとして表れ、ひいては、「挫折を経た上での成長」という深い体験を、彼らから奪います。

これは対 子供についてはもちろん、自分自身に対しても、言えることです。自分自身に失敗を許さないし、自身がネガティブを持っていることを許さなくなるの。それゆえ、自分自身のブレイクスルーも出来ない状態になります。この膠着状態は「ヘンなプライドの高さ」として表れます。(経験者は語る…爆)

女性性が機能していないひとというのは、もはや色っぽくないとか女っぽくないとかそういう次元じゃなくて、自分自身を許容できません。(男でも女でも)

打たれ弱い新社会人、というのが時折話題になりますが、これは、挫折経験を許されず、自己否定からの自己肯定感の回復、という宝物のような経験を与えられなかった子供達なのかもしれません。

星星星

とまあ、こんなことをお話しさせて頂いたところ、生徒さんから、もしかしたら、そういった社会全体の女性性が機能しなくなったのは、高度経済成長という時代に、男性が企業戦士という働き方で家庭を空け、日常の家庭や子育てから、男性性(父性)の要素が希薄になったから、それに合わせて女性性(母性)もバランスを取る形で弱くなったのではないのか?、というご意見がありました。

これは私にとってかなり目からウロコで、てっきり男性性偏重の流れのために、女性性が抑えられてる、という構図をイメージしていたんです。

でも、生命の樹はヤジロベーといいましたが、陰陽というのは、常にお互いのバランスを取ります。

その観点からすると、男性性上矢印上矢印上矢印女性性下矢印下矢印下矢印というよりは、どっちも同じくらい弱くなった、というイメージの方が、理に適ってるなと、すっごく一人でガッテンガッテン(笑)

アレですね、草食男子が増えたっていうのもそういう感じで、能動性(男性性)希薄、かといって受動性(女性性)も希薄なので、恋愛や結婚という、相手を受け入れるステージに行く気概が出来てこない。とかなのかもしれません。

ただ、この草食男子の話もそうですが、これは単なる若者批判の話にするのは、とてもナンセンスです。上の話を踏まえると、高度経済成長など、戦後の全体の流れを経ての今ですから、一概に若者が悪いとか、いや親が悪いとか、老害がー、とか、誰かを批判して解決する話でもないわけです。

一言で言えば、世の流れであり、だれも悪くないのです。みんな一生懸命やってきた。その結果、いまこういうことになってる。

女が傷ついているからには、男も傷ついているのです。

星星星

すっかり壮大な話になってしまいましたが、じゃあ女性性機能不全(自分を受け入れられない)1人1人はどうすればいいか?というと、

社会と時代のせいだからしょうがないよね、

ではないわけです(笑)

そんな時代を狙って産まれてきたのはあなたですのよ。ホホホ( ̄▽ ̄) (キャラおかしいw)


この全体構造を理解したら、取り戻すんですよ、自分の真の強さを。

具体的には、失敗をしたり、嫌われることも許容する(それでも自分は自分の味方でいてやる)、何を言われようが、自分は自分のやりたいことをやるんです。

何? やりたいことがわからない?(笑) そういう時はとりあえず、やりたくないことをやめましょう。それはもしかしたら、仕事とか住む場所とか、ほんとはいやだけど重要とか自分では思ってる人間関係とか、それクラスの、普通辞めるの無理だろ!っていう案件ですからね(笑)

これが女性性を取り戻すってこと。
女性性って実は厳しい。

自分は悲劇のヒロインじゃなくて、壮大な自分クエストの主人公。そう、ヒーローになるのです。

悲劇のヒロインを辞めること(女性性の波動アップ)と、物語の主人になること(男性性の波動アップ)は、やっぱりイコールなのね。

生命の樹のヤジロベーを見ながら、さらに自己考察は進みそうです。

星星星

トートタロット集中基礎講座は、全2回で、今日で半分の進捗です。こういった具体的な雑談を混ぜることで、生命の樹の体型への理解が進みます。

この対話こそが、レッスンの真の醍醐味です。知識は、どっかを見れば書いてありますので。(ただ、一般向けのタロットの解説本は、びっくりするくらい生命の樹の説明が不足していて、ゼロからセルフで体型的に理解をするのは結構大変ですね^^;)

集中基礎講座は、今後もリクエストに応じて開催しようと思いますので、興味のある方は、日程のご希望をいくつか添えて、ぜひSNSかmokkuncafe@gmail.comまでお問い合わせ下さいね☆

星星星

うむ、ペラペラ語って満足したニコニコ
おやすみなさいお月様