当たるか当たらないかで言えば、100%当たるのです。
なぜかというと……そういう前提でやるから。
その前提をビジュアルで説明したのがこちら。
よく見ると、内側のボコボコのひとつひとつが、外側の造形と同じ形をしています。
同じ形が大きいところから小さいところまで無限に繰り返す構造。数学的にはフラクタルと言います。
タロットの体系のもとになっている、「錬金術」の奥義を記した書によれば、私たちの宇宙は、そんな構造をしているそうです。
「上にあるものは下にもある」
「外にあるものは内にもある」
なので、外側(カード)に見える事象は、内側(自分の意識)にも対応しているハズだ、というのが、タロットの大前提になります。
ちなみに占星術も同じ理由です。なぜ宇宙に浮かぶ星の動きが人に影響を及ぼすと考えるのかと言えば、『外側の星の動きは、内側の意識の投影である』という前提があるからです。
そういったわけで、「カードは確実に当たっている」ということをまず前提にして、話を進めていきます。そうして、クライアントさんの意識に、一緒にダイブしていく。そうすることで、意識を動かすのが、タロットリーディングセッションの意義です。
数年やっていますと、当たってることに何の疑問も感じなくなるというか、それが当たり前になります(^_^;)
でも、そこは本当にどうでもよくて(笑)、その先にどんな話ができるか、その方の問題意識(問題そのものじゃなく、問題意識、というのがポイント)をどう癒していくか、がこちらの腕の見せ所です。
リーディング内容があまり当てはまらない、しっくりこないなあと思われる時の原因は、端的にいえばふたつです。
解釈に必要な情報が欠けている(なんらかの理由でその情報がクライアントさんから引き出せていない) ※カードに間違いはない
問題意識の根本に辿り着いていない(表面的なことに絡めて読んでしまっている)
については、相手との信頼関係の構築の問題。たとえば複数人でリーディング会をしていて、本当はもっと深いことを読んで欲しいけど、みんなの手前話せないとか、そんな時にも生じます(^_^;) そういう時は、マンツーで完全に場を閉じる必要があります。(複数人でほどよく成立する場もあるので、何がベストとは単純には言えない)
については、深層心理の知識が必要で、そこが抜けていると、表面的なことは読めても、その人の癒しにはつながりません。特に自分をリーディングする時は、表面的なエゴ意識(弱さを覆い隠すための浅い願望、ブロック)が立ちはだかって、難しい場合があります。とくにトートタロットは、
の要素が欠けていると、めちゃくちゃ分かりにくいです。逆に、
がしっかりしていると明確に読めます。
の要素が欠けていると、めちゃくちゃ分かりにくいです。逆に、
がしっかりしていると明確に読めます。