不安を避けたい人への処方せん | もっくん珈琲ブログ

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もっくん珈琲オーナー、タロット&占星術占い師、三児の母のもっくんの日常、店のお知らせ、考えていること。

朝方にフッと考えたことです。

タロットを引きに来る人の中に、「悪いカードが出たらどうしよう」とやたら緊張する方がいます。

で、ちょっとそれっぽいものが出ると、え、え、どういうことですか、私もうダメなんですか、とこちらが何か言う前に不安になる^^;

もしくは、自宅などで自分で持ってるカードを使い、ちょっとネガティブっぽい印象のものを引いて、わあ、もう終わりだーーガーンと追い詰まる方。

実は私もそういうタイプだったので、すごく気持ちがわかるのです。(笑)

星

そういうタイプの方の心理は、わかりやすく言うと、もともと不安がいっぱいで、自分を不安にさせる要素を極力排除したい、という感じです。

何かの外側の物事が不安を生んでいるというよりは、もともと不安が心の中にあるものが、外界の出来事で誘発される感じです。

でも、「不安にさせる要素を排除」しても、自分の中の不安はなくならない。

それどころか、抑圧された不安な感情がマグマみたいに渦巻いて、そのせいで外の世界がどんどん怖く見えるようになってしまうのですね。

(本人的には、外側が自分を脅かす認識になるのですが、実は自分のメガネによって、そういう風に見えている、という要素が大きいのです)

星

いつも書いていることですが、カードは、客観的な未来予測というよりは、そういう状態になっているよということを教えてくれるだけで、いいカード/悪いカードというのはないわけです。

ネガティブを示唆するカードを避けたいというのは、「不安、ネガティブな状態になっている自分を直視したくない」ということになります。(これは自覚ある無しに関わらず)

スピリチュアルをこじらせた人の中にもたまに見られる、いつも光、ポジティブでいなければいけない症候群のひとも、こういう要素が強いですねえ(ヒーラーにも多いよ 笑)。

星

その状態はやはり不健全ですし、現実にいろんな形で歪みが出てきます。

それに対する意識の処方せんは、不安を真正面から見つめてみること。

不安にまかれている方は、そんなのいつもやってるよ、と思うかもしれないけど、

大抵は、不安を脱するためのことをアレコレ考えていたり、無理にポジティブになろうとして気分転換をはかっていたりして、いわば不安をなくそうと戦っている状態にあります。

そうではなく、不安で仕方がない自分というのを、冷静に見つめてみるのです。5分くらいでいいから。

逃げるといつまでも追ってくる不安ですが、向き合うと、5分や10分で、割と感じきれるんですよね。(飽きます 笑)

その間は決して気持ちのいいものではないですけど、予後は軽くなります。

星

それと、大事なことですが、「不安なことをなくさなければいけない」というのも、また思い込みの一つだと知りましょう。

不安を、「自分を幸せな場所に連れて行く応力のひとつ」と捉えて、うまく乗りこなす感じ。

まるきりのポジティブシンキングとは違い、もっと低空飛行な感じです(笑)

不安を抱えたままでも幸せになれるので、大丈夫です。

世界がそうであるように、人間も陰陽のバランスで出来上がっています。だから、安心して闇を抱えてましょう。その闇もまた、自分の幸せを願うエネルギーだから。

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