

子供が産まれたのだから、いま幸せなのは当たり前と思われるだろうけど、幸せって、条件とか、持ってるものには必ずしも寄らないんだと思います。
家の外に出て、とても綺麗な景色が見えたこと
久しぶりにお会いした方がいたこと
ごはんがおいしかったこと
お風呂があたたかくて気持ちよかったこと
……文章にすると大袈裟だけど、昨日1日は、そんな何気ないことが幸せだったのです。
普通の日常も、丁寧にかみしめてると、幸せの種って、結構そこら中にあるんだなあと思います。
何かを持ってるから幸せ、ではなくて
生きてるひとつひとつの日常と、見えてる世界が、実は幸せなんだってことに気づくのが、幸せの感覚なんだな。
赤ちゃんがいるというのは、その感覚に気がつくためのきっかけのひとつでしかなくて、自分が世界をみる眼を、綺麗にしてもらったに過ぎないのだと思います。
この眼でいまの幸せを見ようとしなければ、きっと何を持っていても、何を手に入れても、何を達成しても、ずっと幸せは未来にあり続けて、『いま』幸せになることはできない。
前に進み続けるのは幸せなことだけど、今が常に完全であることを知らなければ、ずっと飢えつづけてしまう。
マタニティハイだかブルーだかわからないけど(笑)いまはとても感情がいそがしい。
うれしいこと、さびしいこと、泣けること
感情の方向ではなく、その感情を持っていること自体が幸せで、なんかちゃんと生きてる気がする。
冬至前のこの空気は、精神の内側に意識を向けてくれて
そんなことをじっくり考えるのに丁度いいかんじです
