イベントだったので珍しく長丁場だったわけですが、龍ちゃんが疲れ気味なようだったので、夕方にパパをお店に残し、つくバス

ヒプノバーシングの講座を受けてから、ネガティブな情報はことごとくシャットアウトしよう~ということで、テレビ断ち、ネットニュース断ちをしていました。SNSやってると、ネットニュースは自然と目につくので完全には難しいのですが、テレビニュース断ちは見事に成立し、時事にすっごい疎くなりました(笑)
ほんとはSNSも断った方が無駄なエネルギー使わない気がしつつ、そこは商売もあったり(連絡インフラになってるので・・・)、やっぱりSNSが好きだったりして、なかなか出来ません。
そんな中でも、今日はなんとなくパパがいない寂しさ(数時間後に帰ってきたけどw)もあり、久々にNHKニュースをつけてみた。
トップニュースは長崎の原爆の日のこと。
6日の広島もそうだけど、すごく悲しい気持ちになりますね。式典の様子や被爆された方の体験などを見聞きしていると、毎年泣いてしまいます。
何かと話題になる『はだしのゲン』
私は、中学生の時に、学校の図書館で読みました。漫画持ち込み禁止の学校でしたけど、ゲンは図書館においてあったのね。
「子どもには刺激が強い」みたいな理由で、とある自治体の学校で閉架処理されたみたいな話が数年前にありましたし、思想性の強さから、保守系のひとからは批判があがったりもしていますが、個人的にはそういう問題じゃなく、これはみんなが読んだほうがいいと思っています。
思想的なものはまあ置いておいて(左方面に偏っているのは確かだと思う)、あの漫画の一番のキモは、「被爆体験のリアル」ですから・・・。
作者本人の体験を元にしているので、絵がけっこうエグいし、展開も本当にエグい・・・
皮膚が垂れ下がってお化けみたいに歩いている人とか、ガラスが全身にささって血まみれの人とか。。。これがリアルだったことが、人間として受け入れがたい。。。こんなことは2度とあってはならない、と本当に思います。
中学生の女子には確かに相当トラウマでしたが、でもね、頭に残るものは「平和への願い」、そこに尽きます。子どもってそんなに馬鹿じゃないんだぜ。
原爆の日に涙する、その原点は、そうやって見聞きして垣間見たリアルのおかげです。(広島の平和記念公園も、一人で行って来たことがあります)
もちろん、実体験に比べたら、小さい小さいものだけど、戦後かなり後に生まれた自分にとっては、それが精一杯できること。龍さんにも、できるだけ伝えていくつもりです。漫画読みの強制とかはしないけどね。
戦争は2度としてはならない、と思うけど、思想的には中立のつもりです。
というか、「戦争はいけないもの」の認識に、思想も何もないでしょう。安倍首相が戦争をしたがっている、っていうのは誤解だと思います。安保法案の説明は足んないと思うけど。。。彼の信念や良心、私には伝わるんだけどな。首相を痛烈に批判する人って、自分の中の絶対悪のひな形を彼に投影してはいないだろうか。
安保に反対する学生団体を身勝手だと批判して、基本的人権の意義を否定した議員さんもいますが、言わんとしてることはわからないでもないけど(権利より義務を主張する人間が増えたのはわかる、それを憂う気持ちを言いたかったのだろう)、でもこういう物言いは頭悪いっていうか、政治家なんだしさすがに言い方があるだろ。反省しなちゃい坊っちゃん議員。
左巻きな過激なひとたちは、戦争という絶対悪を憎むというスタンスで、結果的に自分たちが大嫌いな戦争とほぼ同じエネルギーを発してることに気がついていないと思う。「安倍を倒せ」「自民党感じ悪いよね」って、アンタ自らたたかってどうするんですかw
戦争を憎むあまり、身内を憎んでいる、身内に戦争を起こしている、という図式が気がかりです。ここを卒業しないと、きっと地球から戦争はなくならないでしょう。
・・・なんていう具合で、
ネガティブシャットアウトと言いつつ、この時期になると特に色々考えちゃうね。
何かを憎む気持ち
悪を憎む気持ち
戦争を憎む気持ち
悪って、簡単に憎めるじゃない?
なにせ、わるいからさ(笑)
でも、きっと憎しみは憎しみしか生まない。憎んで戦争がなくなるのなら、もう、なくなっているはずだもん・・・。
涙は、憎しみを流す涙であってほしい。
どうか、地球が愛の星になりますように。
私の子どもたち、すべての子どもたちに、愛の星をプレゼントできますように。
そんなことを考える、妊娠中の原爆の日でした。