能動性、自己肯定、自由 | もっくん珈琲ブログ

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もっくん珈琲オーナー、タロット&占星術占い師、三児の母のもっくんの日常、店のお知らせ、考えていること。

きのう、龍たんの保育園で、園長先生の講話を聞いてきました。

保育園で取り入れている教育法のお話で、とっても面白く、感銘を受けました。

そもそも、自発性と自信をベースに子供を育てていく、そういった発想がいいな、と思ってこの園にしたのですが…


『自発性のない知識の詰め込みは、何にもならない』

というお話を聴き、本当にそうだなあとしみじみ思うとともに、自分の子供時代~思春期を思い返して、ちょっと悲しい気持ちになりました。

それ、私のことだから(苦笑)


勉強に関して。

私は、『人にほめられるため』以外のことがモチベーションになったことが、ほぼ、ない。

単純に言えば、勉強してたのは、ぜんぶ人に褒められるためです。頭いいね、すごいねと言われるため。

知識に対する能動的な自発性ゼロ(笑)そういう意味ではかなり残念な育ち方をした。

幸い(不幸にも)成績が良かったので、その虚しさに気がつくのに、随分時間がかかってしまいました。

正確には、ずっと虚しかったけど、それがなんなのかよくわからなかった。


今日、おいしいものを食べていて、ふと思ったんです。(自分で作ったポークソテーです 笑)

なんてうまいんだ、うますぎる、この塩加減、味付け、うむうむよく出来た 素晴らしい、今日のこの感じ、覚えておこう

↑食べてる間に考えていたこと


あ、すごい、私いま、おいしいことしか考えてないわえっ

誰かにほめてもらおうとか、一切ない。自己完結、自己満足(笑)

今日はたまたま自分で作ったものだけど、他人の作ったおいしいものを食べてるときも、思考の方向性は同じ。

美味いと思うことが目的で、満足で、完結してる。すごくエネルギー高いです(笑)


ああ、私の意識がいちばん綺麗なのは、ものを食べてるときなんだ……

誰に頼まれなくても、おいしいものが食べたい、作りたい。

そして、誰に頼まれなくても、料理の話、知識をあつめたい……(そして勝手に集まる)


学校や勉強に関して

私はこんなに綺麗な意識を持ったことはない。


ぜんぶぜんぶ

人に褒められるためだった。
人に評価されるためだった……

裏を返せば、そうしないと自分は空っぽだと、思っていた…(潜在意識のレベルだけど)

本質的には、自分は駄目な人、と自分で思ってるので、実はいくら褒められても虚しい……


これはすごく悲しいことで

こうやって積み重ねた、能動性のない行動パターン(他人に褒められるため、評価されるために動く)は、

自己否定を塗り固めていく

いい人、すごい人になることで、自分の虚しさを厚い壁で見えなくしていく


私は、大人になって、物を勝手においしがる才能を見つけたり

誰にも頼まれない魔術の勉強に手を出したりすることで

すこし、壁に穴が空いた。
(評価されないことを、誰にも頼まれずに、勝手にやる=自発的にやってるのですね)


でも、今でも油断すると褒められたい行動をとる。パターンが身につきすぎて途中まで気がつけない。

いい人じゃないくせに、いい人装う時間が長すぎた(笑)


龍さんと、これから生まれてくるお嬢さんには、同じ道を歩んでほしくないな。

別に

何したって、

たとえ人に嫌われたって

君たちは、私は、自由。

(そしてこれが分かってる人間は、実は人に嫌われない)


私は、子供たちの芽と、自分の芽……

34にもなってもいまだ大人になりきれない自分の芽を…

大切に育てたい。


子供を育てているようで、実は自分の中のこども(インナーチャイルド)を振り返って、育て直してるような感じ。

これは、私に与えられた愛なんですね。

子供たちは、きっと私を救いに来てくれたんだね。

ということを実感する、日々なのでした。