アドラー心理学の本、買いました | もっくん珈琲ブログ

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本屋で立ち読みして3分で購入決定(笑)
おもしろいよ~。

カウンセリングのお仕事にも大いに役立ちそうです。
自分の人生ももっと楽になるかな…。

前も少し書きましたが
アドラーは、『過去が現在を規定する』という
原因論を否定しています。

わかりやすい例を上げると

トラウマがあるため、⚪︎⚪︎できない

という現象の否定です。


もちろん、トラウマ的事象や生育環境などの
事実は、消すことができないものですが

それが人間の行動を決定しているのではない、と…。

人は、未来への目的のために、今の行動を決め、
従って、自分の意思で自分はいつでも変わることができる


という目的論と自己決定性が
アドラー心理学の特徴です。

上記の原因論の例を、アドラー的に言い換えるなら

トラウマがあるため、⚪︎⚪︎できない、
・・・と自分が決めている

といったところでしょうか。
動き出さない動機を、トラウマに置いている・・・
ただし、本人はその意識はなく、
意識状態としては、トラウマに囚われている、という感じ。


私も、ヒーリングの方でトラウマ解放セッション
を何人かの方にやらせていただいて、
色々考えたことがあります。
(まだ正式メニューになってないけどあせる)

トラウマの記憶って、当然消せません。
セッションでやることは、アロマを使った
トラウマ記憶の『再定義』です。

人生を挫くようなトラウマは、
大抵子供の頃にタネがあります。
8割方親がらみ、です…。

エピソードは人により様々ですが
『自己否定』の意識がそれにより生まれます。


セッションでは、そのエピソード記憶に、
アロマセラピーと誘導瞑想によって立ち返り
感情を感じ切って、そして、
そのときの自分に、今の自分から
声をかけてあげます。

感情をリアルに引き出すから
涙も出るし、けっこうしんどいです。
(※ちなみに誘導してる方も、感情のエネルギーに晒されて
 けっこうキツイですw やりがいはあるけど)


上の、トラウマの位置づけを
アドラー流に説明し直すと、

①トラウマ的エピソードにより、
自己否定の意識を生じる
②そこから、うまく行かないパターンをつくりだす
③パターンから抜ける勇気が持てないことを
トラウマという重しにより、理由付けしている


つまり、うまく行かないのを決めているのは
自分、ということです。

苦しんでいる人には厳しいようだけど、
『いま』意識を変えれば
いつでも変われるのだから、
こんなに希望に満ちた話はありません。


ちなみに、セッションに来られる前に
トラウマを自覚しているか、
もしくは問題視している方は、
結構まれです。

辛い、うまくいかないことがあって、
『なんでうまく行ってないんだろう?』
と、理由を探しにいらっしゃるところから
始まります。

で、カウンセリングでトラウマの存在を探して、
それに働きかけていく…


ただ、前に進む理由や目標を自分で見つけないと
なかなか、トラウマに囚われた意識状態から
離れることが出来ないのが正直なところです。

セラピストが精一杯やったところで
最後に、そこから離れる決断をするのは
『自分』しか出来ないからです。


アドラーでも、『いま、ここから』
という概念がすべてのベースになっています。

いま、どうしたいのか。
将来どうなっていきたいのか。

過去に囚われるより、
はるかにワクワクする話ひらめき電球

これからは今以上に
この点を大事にして、カウンセリング/ヒーリングを
続けていきたいと思いますニコニコ


ちなみに

私が子供の問題を急に色々言い出したのは
なにも、自分が子供を産んだから、だけではありません。
(それも大いにあるけど)

人の人生の不具合の種が
だいたい子供時代にあることを、
この仕事を通して、
この目で見てきたからです。

その種のきっかけになるのは、だいたい親

かといって親だけが悪いかというと
そんなことなくて

親も、その親から種を引き継いで
やむをえず、無意識に、子に引き継いでいる…。

どこかで、この連鎖を止めたい。

親子共々、ラクに、
幸せに生きられるようにしたい!

そんな思いが、活動のベースに
なっているのでした。

さて

明日もがんばろう!


では、おやすみなさい(^-^)/