女性のからだについて、コラムを書きたいと思います。
先日の会の際は、布ナプキンの話の導入として、
月の石オーナーのNakayamaさんに
『ムーンセラピー』と題して
女性のからだのリズム、女性ホルモンの働き、
月の満ち欠けに対応したメンタルの動き
などについて、幅広く講義をいただきました。
私も一緒に聞かせてもらいましたが、
目からウロコのことがいっぱい!
例えば、生理の周期は月の満ち欠けとほぼ同じ、約28日。
(人によって差異はありますが)
そのうち、生理開始~排卵までの2週間と
排卵~次の生理までの2週間で
体質に違いが出てくるそうです。
前半の生理開始~排卵までの時期は
排出力が高まる時期で
シェイプアップ、女子力アップに最適。
逆に後半の排卵~生理までの期間は
黄体ホルモンのはたらきで、
いろんなもの(脂肪、水分)を溜め込みやすい時期みたいで
痩せにくいそうです。
なのでダイエット中は、ここは無理に体重を減らそうとせず
『キープ期』と捉えるといいとのことでした。
(食欲は増えるけど、食べ過ぎは禁物)
※さらに補足すると、生理中はやはり、無理な運動は
控えた方がいいようです。
シェイプアップ開始は、生理終了後から。
私は生理前になると、吹き出物が出やすかったりするのですが
おそらく、この『溜め込む』性質のせいなのでしょうね。
こういったからだのメカニズムの他に
カラー心理や、アロマ、ハーブティー、ヨガ
などのお話も入り、とっても興味深かったです



Nakayamaさんとは、今まで色々なテーマで
コラボ企画を行っていますが
回を重ねるごとに、素養の深さに感動するばかり

長い間マッサージエステに関わって来られて
こころ・からだのことを、色んな側面から
アプローチしていらっしゃいます。
私は、メンタル系のアプローチは造詣が深いですが
からだのことは、聞きかじり以外、あまり詳しくないので
本当に毎回勉強になります

さて本題の布ナプキンのこと。
私からは、特にテキストは使わず
自分自身にとっての布ナプキン使用のコンセプトと
メンタル的な体験談をお伝えしました。
わたしの布ナプキン使用のコンセプトは
『女性としての自分のからだを大切にする』
です。
生理は、めんどくさいものとして捉えられがちだけど、
本来は、女性として生きる上で必要不可欠な
喜ばしい事象です。
排卵に合わせて、毎月毎月子宮をリセットして、
生まれ変わっている。それは、当たり前だけど
男性にはない、女性だけの特権です。
上のように、デトックス期があったり、溜め込みやすかったり、
というリズムがあるのも、ボディ/メンタルどちらにとっても
本来必要なこと。
Nakayamaさんの講義でも伝えられていたことですが
からだの声をききながら、自分のリズムを受け入れて
うまく付き合ってあげることで
女性としての人生、からだを、
もっともっと楽しむことができるはず。
女性の社会進出が進んで久しい昨今
いい意味でも悪い意味でも
男と女の均質化が進んでいます。
(日本はまだまだ男性社会ですが。)
わたしの体験談になりますが
私の中学・高校は
正にそんな、女性の社会進出を進める意図のもと
『社会に通用する女性を育てる』
というコンセプトを掲げる女子校でした。
マンモス校で、しかも10分歩けば男子部もあるという
一風変わった学校だったのですが、
大学受験が近づくに連れ
ことあるごとに
『男に負けるな、男を追い越せ』という趣旨の
はっぱをかけられた記憶が残っています。
校則も厳しくて、女の子らしい、背伸びしたオシャレ(化粧とか)は
おおむね禁止されていました。
私はもともと男っぽい性格をしていたのと
いい子ちゃんだったために、それを
忠実に守っていました。
求められていたのは
『男に負けないこと』
中学から少しずつ出始めた生理痛が
高校1年生のころに、急に悪化しました。
毎月うずくまるほどの痛み。きつかったです。
そして進学して晴れて共学の大学へ。
いろんな場面で、女性としての値踏みを感じました。
それまでは、化粧しないことで、
女らしくしないことで褒められていたのに
今度は真逆の世界。
生理痛がさらに悪化して、病気なんじゃないかと
筑波大病院に検査に行ったほどです。
でも検査しても異常は出ず
数千円払って『正常です、大丈夫です』と
言われて帰っただけ。
私大丈夫じゃないから来てるんですけど!(笑)
その後は何もしてないけど
彼氏ができたら
不思議といくらか症状が落ち着きました。
それでも長年ゼロにはならなかった痛み。
布ナプキンに手を出したのは
この積年の生理痛が軽くなるんじゃないかと
藁にもすがる思いもありました。
(生理痛、PMSに良いと、よく言われるのです)
結果的にいえば
私の場合は、そこはあんまり変わらなかった。
でも、その後出産したら
生理痛がキレイになくなりました。今の所。
何が原因なのか? すっごく不思議ですが
私の仮説。
女性としての自分を受け入れた。
女性としての自分のからだを『使った』
そのおかげなんじゃないかと
思うんですね。
お腹が大きくなり、ああ、私は女性だったんだなあと
思いながらトツキトオカを過ごし
男性だと耐えきれずしぬ
と言われている陣痛を乗り越え(※実況ツイート付w)
出産はきつかったけど、なんだかとても満足した。
初めて、女性でよかったとこころから思ったかも。
布ナプキンはきっと、女性のからだを受け入れる
入り口のひとつなのだろう。
ああ、私は女性なんだなと、自覚するためのツール。
私の『女性としての自覚のなさ』は
すごく根深かったと思う。
だから、布ナプだけじゃ解決しなかったのではないかと。
始まりは覚えてないけど
なんか男子寄りでずっと育ち
そして中高の時にそれが顕著に悪化
大学の初めで、色々あってさらにそれをこじらす
そして実は、結構、子供ができなくて悩んでいたことを
告白しよう。
女性性をサポートする『クリソコラ』という
パワーストーンを無意識に選んで
長らくつけていたのだけど
龍ちゃんが産まれたら、そのブレスは
役割を終えたかのように、弾け飛んで壊れた。
(女性性うんぬんの件は、その壊れたブレスを
馴染みのパワーストーン屋さんに見てもらって
初めて聞いた
)

誰のせいということはない。
女性の社会進出、結構なことだもんね、一般的には。
ユニセックス化することで
誰でもない誰かの期待にこたえようとしていた。
自分がかわいそうだったなと
振り返ると泣けます。せっかく女の子だったのにね。
もっくんとかあだ名ついちゃうしね(笑)
私の体験はひとつの例だけど
そんな風に、自分の女性性を否定する、される機会は
今の世の中には、色んなパターンで、
事欠かないのだと思います。
自分の表面意識を誤魔化しても
自分の体はちゃんと知ってて、
ちゃんと傷ついている。
女のからだを持っているからには
そういうことなのでしょう。
……
長くなったけど
私の布ナプキン押しは
そんなところから来ています。
女性の社会進出の流れ自体はいいけど
女性があるべき形は、
『男化すること』ではないと思います。
男並みに働くことではない。
男に負けずに働くことではない。
まだ、バランスのいい形を
男性も女性も知らず
いろんな価値観が混在している。
みな、模索してもがいています。
でも徐々に、1人でも、かつての私のような
哀しい苦しみを味わう人が減っていけばいいなと願います。
子供を産む産まないにかかわらず
女性としての自分を受け入れて、
幸せに過ごすことはできると思います。
あなたが女性なら、自分の性とからだをどうぞ大切に。
あなたが男性なら、どうか、女性を女性として
いい意味でいたわってあげてください。
そして女の子をお持ちの親御さん
どうか、彼女が自分自身の女性のからだを喜べるように
育ててあげてください。
いつもに増しての長文
お読みいただき、どうもありがとうございました
