かいてあったコラム。
『フードファディズム Food Faddism』
聞きなれない言葉だなあと思いながら
記事を読んでみると、
『食物や栄養が健康や病気に与える影響を
過大に評価したり信じること』
という意味なんだそうです。
たとえば、納豆だのバナナだのココアだの
テレビか何かの報道がきっかけで
スーパーの棚が空っぽになる、あれですね。
あとは、有効、有害成分の量的な議論の無視。
そして、個々人の身体状況(体質など)、食生活
などの全体像を考慮せず、ある食品を
体にわるいと敵視したり、逆に何か特定のものを
摂りさえすれば良い、といった万能薬視をすること。
などなども、同じ言葉内で定義されているそうです。
食生活と健康状態は、積み重ね。
今日食べた、ある『体に良い(悪い)もの』が
明日の健康や体型を即左右する、
という考えはナンセンスだよな~
と私も常々感じていました。
それを定義するこんな言葉があったとは

テレビなんかで流行るのは、大衆的な
浅はかなものが多いですが
実は、健康に意識が高い(と自分は思っている)層も
こういった、全体論を無視した健康観を持ってる人、
かなり多いんじゃないかな。
自然派、マルチ、スピリチュアル系も
なにげにこういうの多い(笑)
でも、真実はそうではないですね。
からだもこころも
すごく複雑な関係性と積み重ねで出来ていて
『有効なもの』はあるけど『即』『万能薬的なもの』は
存在しない。
全体としてバランスをよくしていくこと
よいことをつづけていくこと
無理をしないこと
それが結局、理想の健康につながるのだと思います。
しばらく前、自然派グッズのネットショップを
やっていたことがあったのだけど
なんとなくしっくりこなくてやめてしまったのは
この『フードファディズム』的なマーケティングで
やっている自分に違和感が出てきたから、
でした。
かといってネット上の顔の見えないお客さんに、
全体のトータルコーディネイトをするのは
いろんな意味で難しかったし
そこまであまり知識もなかったし…。
今日この言葉を知ったことで
なんだか、その頃のことがすごくしっくりきた

健康は、日々の習慣の積み重ね

この発想は、ずっと大切にして行こうと思います
