梅雨ダルっていうんですか?
感想をアップするのが面倒でねぇ~(^◇^;)
6月は、なんというかすべてが微妙
面白いんだけど、大喜びするほどでもない
楽しいのと、普通なのが同居してて
微妙な感想になってしまいました<(_ _)>
6月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1354
ナイス数:59

全5篇の短編集です。
「ろーどそうるず」「ゴールデンブレッド」「アリスマ王の愛した魔物」
「星のみなとのオペレーター」「リグ・ライト」
好きなのは、最初の「ろーどそうるず」
バイク搭載のAIと、サポートAIのやり取りの話なんだけど
思わずウルッとしてしまいました。
「星のみなとのオペレーター」は、ラブコメみたいで楽しい。
「リグ・ライト」もAIの話なんだけど、
人間と共存する上で、必ず問題になるであろう「責任」問題に
焦点を当てていて、別の意味で好きです。
読了日:06月26日 著者:小川 一水

「雪鹿子」「上海少年」「満天星」「幕間」「白昼堂々」
5つの短編集です。
大正時代から昭和初期くらいまで?を舞台に
どこか気だるくて、どこか奔放で官能的で、
長野さん的な漢字の使い方が物凄く絶妙。
ふられたルビを見ると、ドキドキします。
狡猾さやしたたかさや執着を強調しないように
仕込んでいることで、女のアクセントとしての位置を
強調して、翻弄される少年達が更に儚く見えるという
まんまとやられた感が大きいかもです(^◇^;)
読了日:06月17日 著者:長野 まゆみ

植物採取の為に世界中を飛び回っている父のせいで、
大学の研究室で働く叔父に預けられた14才の常緑(通称:ロク)。
総菜店の光は、口数は少ないけれど何かと相談したりできる
頼りになる唯一の相手であった。
出て行った母親の手がかりは、黒い椿が写った写真と、
裏面に書かれた《Tsunomegawa》という文字だけと知るが
「黒蝶椿」に魅せられて探し始めるロク。
とりあえず、血の繋がりとか、遺伝とか、そういう
遺伝子レベルの組み合わせの話って、好きなのかなぁ~
漢字の使い方が美しいのは相変わらずです!
読了日:06月11日 著者:長野 まゆみ

久しぶりの長野作品です。
生殖医療の発展した近未来の湾岸都市。
主人公の温(はる)は、祖母の家で暮らしている。
祖母は生殖医療の権威であり、病院を営んでいる。
優秀な遺伝子を取り入れて「鏡島家」を存続させるため、
世間を欺いて独自の生殖を行っている。
染色体レベルである。
そんな実験結果の、とある愛?の物語でもある。
長野作品はBLと認識されているのが
悲しかったりします。
初期作品は超ファンタジーなんですよぉ~
たまには、そっちの作品もお願いします<(_ _)>
読了日:06月09日 著者:長野 まゆみ

常野物語シリーズ第3弾。
常野一族の能力を扱った短編集「光の帝国」の中から
「裏返す」「裏返される」を繰り返し、「オセロゲーム」のような
戦いを続けてきた一族の事を描いています。
洗って叩いて白くする・・・
怖すぎるんですけどぉ~(〇o〇;)
ゲームの終わり(エンド・ゲーム)の始まり・・・
新しい生活・・・(゚ロ゚;)エェッ!?
終わり方は、なんとも穏やかな感じですけれど
それでいいんだ?
これは微妙な感じだなぁ~(^◇^;)
悪くはないんですけどね・・・
やらかしてるわけではないですよ!(念のため)
読了日:06月03日 著者:恩田 陸
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