8月 読んだ本まとめ | mokkoの現実逃避ブログ

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8月は5冊読みました。

8月は色々と印象深かったです。

好きなのは、「アリクイのいんぼう」
梨木さんの家守奇譚を読んだ時を思い出しました。

テンション上がったのは、「憧れの作家は人間じゃありませんでした」
文中に出てくる映画の話にドキドキしましたよぉ~

そして、梨木さんの「からくりからくさ」と「りかさん」は
リンクしてる作品なんだけど、「からくりからくさ」の
女の情念みたいなのが、梨木作品では初めてだったので
新鮮というか、驚きましたぁ

夜葬は・・・最初の描写から気持ち悪い。
ありえない描写です。吐きそうでした。
意味不明な解説が結構ある。
呪怨ですか?貞子ですか?着信アリですか?
これらは確かに怖かったけれど、背景が無さ過ぎて
これはないわぁ~(-。-;)


8月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1561
ナイス数:100

夜葬 (角川ホラー文庫)夜葬 (角川ホラー文庫)感想
最初の夜葬の説明がキモッ!
何で顔をくり貫く?何故そこに飯を盛る?
どんぶりさんだから?
しかもそれを親族で食べる?
食べるの?血の染み込んだ飯を?
リアルに想像しちゃったじゃないか! (´ж`;)ウッ・・・
電車の中で吐きそうでしたよ(;゚;艸;゚;)
っていうか、意味不明な解説が結構ある。
呪怨ですか?貞子ですか?着信アリですか?
これらは確かに怖かったけれど、本作は背景無さ過ぎ
っていうか背景にもなっていないのでは・・・
これは無いわぁ~気持ち悪かったぁ~
読了日:08月29日 著者:最東 対地
アリクイのいんぼう 家守とミルクセーキと三文じゃない判 (メディアワークス文庫)アリクイのいんぼう 家守とミルクセーキと三文じゃない判 (メディアワークス文庫)感想
初めましての作家さん。
読み友さんに頂いた本です。
アリクイがやっている喫茶店で判子屋さん(印房)の話。
連作短編集ですかね?
店を訪れるお客さんが主人公。
アリクイさんとの会話から、判子の蘊蓄を交えながら
抱えているモヤモヤを解消していくって感じ。
梨木さんの家守奇譚を思い出しました。
どれくらいの不思議まで人は
「まぁいいだろう」といって許せるものなのか・・・
楽しかったです(p^_^q)
読了日:08月26日 著者:鳩見 すた
憧れの作家は人間じゃありませんでした (角川文庫)憧れの作家は人間じゃありませんでした (角川文庫)感想
担当する作家の一人から、担当替えを言い渡された主人公あさひ。
凹んでいた所に、編集長が担当していた作家:御崎禅を
引継いでくれと言われ、ファンだったあさひは舞い上がる。
が、注意事項が謎だった。
それもそのはず、御崎先生はヴァンパイアだったぁ~
この世界では妖怪を含め人外さんが登録制で
上層部から管理されていて、人外が起こしたと思われる事件の
捜査協力をしていた。
ライトなミステリとして読んでも楽しめますが
中に出てくる映画ネタに興奮してしまいました。
読了日:08月22日 著者:澤村 御影
りかさん (新潮文庫)りかさん (新潮文庫)感想
リカちゃんが欲しいと頼んだ容子に、おばあちゃんから
贈られたのは黒髪の市松人形のりかだった。
けれど、説明書を読んで、人形を幸せにする為に
お世話をしていたら、りかさんと話が出来るようになり、人形達の声が聞こえる。
それををおばあちゃんとりかさんと一緒に解決していく。
哀しすぎる思いが詰まった人形達。
思いは形を変えて受け継がれていく。
不思議で優しくて悲しくて温かいお話しでした。
「ミケルの庭」は、からくりからくさの続編なので
「からくりからくさ」を読んでから、ミケルの庭を読むことをお勧めします。
読了日:08月16日 著者:梨木 香歩
からくりからくさ (新潮文庫)からくりからくさ (新潮文庫)感想
祖母の残した古い家が痛まないようにと、20代の女4人と
人形のりかさんが共同生活を始める。
決して楽しいだけの繋がりではなく、それぞれの
心模様にも激しい葛藤を与えながら、また、親戚や
先祖達まで繋がっていく。
今を生きながら、遠い昔を覗き見る。
緩やかに頑なに脈々と繋がる蔦のような物語。
梨木さんの作品は何作か読んではいるけれど
こんなに激しい執念や感情は初めてでした。
優しいだけの作品と思って読むと、苦しいかもしれない。
「りかさん」→本作→りかさんに収録されているミケルの庭を読むといいかも。
読了日:08月07日 著者:梨木 香歩

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