8月読書のまとめ | mokkoの現実逃避ブログ

mokkoの現実逃避ブログ

現実から目を背けて堂々と楽しむ自己満足ブログ

8月は4冊読みました。
時間がかかった本があったからねぇ~(^◇^;)

ランキングするなら、追想五断章が一番印象に残ったかなぁ
最後の一行で、結末が変わるというスゴ技に驚きました。

光の帝国は、常野物語の続編なんですが
普通の娘の追想録で、一人の名家の娘の生き方と
そこを訪れる常野一家の関わりがステキでした。

色々思い出しながら読めたのが八月の六日間
登山初心者の女性の話なんだけど
トレッキング初心者の自分にも共通する感覚があって
予想以上に楽しかったです。

8月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1507
ナイス数:55

追想五断章 (集英社文庫)追想五断章 (集英社文庫)感想
伯父の古書店に居候しながら店の手伝いをしている主人公が
店を訪ねてきた女性から5つの作品探しの依頼を受けるのだが
調べるうちに昔の事件が絡んできて・・・ってお話し。
5つの物語に秘められた意味と、事件の真相とは・・・?
って感じの内容なんですが、後半に予想外の展開が。
これは単なる絵合わせ的なものではなかったらしい。
結果、どんよりとした読後感が残ってしまったのだけど
たった1行の結末がもたらすマジックに驚いてしまった。
ミステリ初心者(未だに)にとっては美味しい作品でした。
読了日:08月29日 著者:米澤 穂信
蒲公英草紙―常野物語 (集英社文庫)蒲公英草紙―常野物語 (集英社文庫)感想
常野物語の第2弾。
「光の帝国」のような短編集を連想していたんだけど
そうではなく、日露戦争を間近に控えた明治の農村が舞台で、村の名家の末娘で体の弱い聡子の
話し相手に選ばれた峰子の追想録って感じです。
峰子目線で語られているんだけど、峰子は普通の人なので、
常野の不思議な力の話がメインではないです。
常野一族にとっては、立ち寄れる場所があるってことが
どれだけ幸せな事だろうと勝手に想像してみました。
タイトルに薔薇や大輪の花ではなく、蒲公英を持ってきたところがステキです。
読了日:08月23日 著者:恩田 陸
厭魅の如き憑くもの (講談社文庫)厭魅の如き憑くもの (講談社文庫)感想
ホラーミステリーです。
舞台は、閉鎖的で因習に満ちた村、神々櫛村。
刀城言耶(とうじょうげんや)という怪奇小説家であり、
日本各地に伝わる怪異伝承を調べている男が村を訪れたら
不可思議な事件や怪死が連続して起こる。
連続する怪異の真相は?って話なんだけど、長すぎました。
余韻を残そうとしてるのもわかるのだが
因習とか家系とかやたらと遡って説明がくどい。
シリーズみたいなので、人気があるのでしょうが、
私的には好みじゃなかったです<(_ _)>
読了日:08月20日 著者:三津田 信三
八月の六日間 (角川文庫)八月の六日間 (角川文庫)感想
初心者登山コースにチャレンジしたアラフォー女子の
5つの体験談。
山でのマナーとか、危険とか知識とか出会いとか
そういうのをサクっと知りながらも「わたし」が
色んな意味で学び、リフレッシュし、そして成長する
楽しいお話でしたぁ~
登山やトレッキングでも、経験者なら共感できる部分も
結構あると思いますよ。
読了日:08月02日 著者:北村 薫

読書メーター