発売日:2010/9/25
文庫:192ページ
ISBN-13:978-4043943784
僕と幽霊のおじいちゃんと暮らす魔法の塔に
はた迷惑な住人が増えた。魔女エスペロス。
見た目はかわいい女の子なのに、世界を壊せるくらいの
力を持っているんだ。
しかも僕といっしょの高校に通うことになって!?
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魔法の塔シリーズ第3弾。
龍神のクラスにエスぺロスが転入してきた?
外国人で美少女のエスぺロスもといキャロリーナ。
小テストでいきなり満点1位を取って周りを驚愕させ
妬み焦りと憎しみの感情をまき散らした。
2位だった男子生徒は、美少女であるキャロリーナを
憎む対象にしずらかったので、懐柔作戦に切り替えるものの
あっさり断られ、プライドまで傷つけられる。
妬みや恨みの感情は、浅ましい事件を引き起こすのだが・・・
美術部に入部した龍神は、二年生に金髪でハーフの先輩がいて、
老舗の美術商の子息で成績優秀、容姿端麗、スポーツ万能だが
学校に来ないらしい・・・
だが、何でもできる人にも悩みはあるもので・・・(^◇^;)
いやぁ~ますます楽しくなってきましたぁ~
焦りや妬みや恨みって、誰もが心に秘めたものだったはずなのに
イジメや嫌がらせという形で堂々と行動に移せる輩が
いるんだなぁ~と改めて認識しました。
それをわかりやすくお話に紛れ込ませて違和感なく
納得させるから、香月さんのお話は大好きです♪
読書メモφ(・ェ・o)メモメモ
インテリはいかん。知識はあっても、知恵はなし。
「英知」というのは、小さな知の欠片が膨大に集まったもの。
知識というのは、この欠片の一つに過ぎない。
インテリってのは、英知から切り離された欠片を
持っているだけの人。
どんなに欠片をたくさん持っていても、それを関連させ
生きた英知として持っていなきゃ、ただ知っているだけ。
頭がいいのを鼻にかけるってことが、頭の悪い証拠なのに。
滑稽だね。
問題は「おかしくなったこと」じゃなくて「どうして
そうなったか」でしょ。
相手が天才だと早く悟り、己の世界から除外するという
切り替えができる奴が、真にかしこい奴なのよ。
イヤガラセとかイジメって、みみっちいっていうか
次元が低いというか浅い次元の感情。
社会的弱者を守ることは重要だとしても、弱者自身と
それをサポートする側の行き過ぎた言動、正義や道徳や
愛の「押し付け」には強い嫌悪を感じる。
ノブ自身が体験者だから・・・
カーブやうねりの多い道ほどドライブは面白いもので
狩りは、賢い動物との駆け引きに醍醐味がある。
アッサリいくらでも獲れる狩りなどやっとれん。
おいしいものがおいしいのは当たり前!
おいしい!と感じられる幸福感が心のスキルを上げる。