大江戸妖怪かわら版(6) 魔狼、月に吠える/香月 日輪 | mokkoの現実逃避ブログ

mokkoの現実逃避ブログ

現実から目を背けて堂々と楽しむ自己満足ブログ

 

発売日:2016/8/11
文 庫:208ページ
ISBN-13:978-4062934848

大欧州からの渡来船を一目見に、物見高い江戸っ子は
こぞって港に集まった。
記者・雀は人ごみの中で可憐な少年に出会う。
初花が強面の同心の妹とも知らず――。
二人が食に芝居見物と、天下泰平な大江戸を楽しんでいる頃、
秘かに犬族の間である奇病が広がっていた。
「魔狼(フェンリル)の災厄」と呼ばれる病の正体とは。
-----------------------------
シリーズ第6弾。

友あり、遠方より来たる
船が、来る
灯火親しむ書より酒
これはこれはとばかり、花の山
彼は誰そ、誰そ彼そ
魔狼、月に吠える
月に叢雲、花に風

大江戸港で早船を曳く魚妖、大蛸、海馬が行きかう中で
雀は大浪速から遊びに来た修繕屋さんと待ち合わせたのだが
変身した姿に絶句した。
鬼火の旦那と同じ型だから混乱を避ける為とはいえ・・・

途中で出会った百雷の妹を加えて、次元の間を行き来する
黒い船:渡来船(貿易船)を見物。
雀曰く、まるでSFの宇宙船来航のようだと・・・

修繕屋が雀と同じ世界からスパゲティやカレーの
レトルト食品を持って来ていて、うさ屋に集まった
鬼火の旦那含めていつもの面々は大喜び。

とある日、雀と修繕屋は、佐保風と名乗る5~6歳くらいの
美少女で男言葉で偉そうな子供に出会い、大江戸見物に
同行する事になるのだが、庵に入った途端に鬼火の旦那が
佐保風に仰天。どうやら雀はダシに使われたらしい。

別の日、蘭秋たちの演目を楽しんでいた鬼火の旦那一行。
そんな中、白目を剥いて泡を吹き苦しむ犬の眷属たちが現れた。
魔狼(フェンリル)の災厄だ。
渡来船に紛れ込んでいたらしい。

突如立ち上がった佐保風によって、災厄は無事に終息。
雀は、その時の様子をかわら版に書き記した。
最後の決めセリフは「心意気(ファイト)、一発」
何かのCMか?(^◇^;)

ドタバタの修繕屋さんの大江戸見学。
大満足で大浪速に帰って行きましたとさ♪

 

シリーズも残すところあと1冊なのに、

まさかの購入漏れ( ̄▽ ̄;)!!ガーン

最終巻は、また後で_| ̄|○