死神もたまには間違えるものです。/榎田 ユウリ | mokkoの現実逃避ブログ

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発売日:2016/8/27
文  庫:365ページ
ISBN-13:978-4101800745

「僕は死んでません」
「皆さんそう仰るんですよ」

平凡な会社員の高梨広が乗る路線バスが、急停車した。
幸い大事故には至らず怪我もない。
だが、余見透(よみとおる)という男が現れて、
既に死んでいると言われてしまう。
同乗していた他の人々-女子高生、定年後の男性、
イケメン僧侶も集められ、やはり死んでいると告げられる。
余見は死神として、全員をあの世に送ると主張するが、
高梨に対しては・・・
死神の冒したミスと、驚きの結末!
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シリーズ第2弾 

1巻の終わり方から、続きがあると思っていたんだけど
全く違った話になってました(^◇^;)
このシリーズって、死神が出てきて、口出しするんだけど、
基本は「もう死んでいる」人が主役で、その人目線で語られる。

今回は路線バス急停車事故だから、そこでお亡くなりになった
人達の回想やら、事故後の話が語られるんだけど、
その中でもメインになっているのが高梨なのに高橋と
名前を間違えられても訂正しようとしないサラリーマン。

さて、死神は何を間違ったのか??
これは、サクっと騙されましたぁ~
まさかの終わり方に、これもありだと思いました。

今回の読書メモ φ(・ェ・o)メモメモ

ここ数年の新入社員はメール、ウェブ検索、ゲーム、
すべてを携帯端末で扱う世代だから、パソコン用の
アプリに馴染みが薄い。
 これ、わかるわぁ~
 いわゆるZ世代の子は、レポートとかを携帯で作成する。
 だからパソコンのワードやエクセルを使えないんだよね。

そもそも「世間知らず」などという言葉は、本当に
視野の広い人は使わない。
自分の周囲だけの狭い「世間」を気にしている時点で
アウトなのだ。世間はともかく、世界は広い。

大人になるとめったに転ばなくなるので、たまに転ぶと
痛いよりびっくりしてしまう。

価値があるとかないとか、そういうことと生き死にって
基本関係ないから。
自分に価値がないと活きてちゃいけないみたいに
言う人いるけど、生きてていいとか悪いとか、
人が決めることじゃないので。

なにも考えずにただ流されるままに生きてきた人たちが、
死ぬとわかったらいきなり必死になるパターン。
必ず死ぬと書いて必死っていうぐらいですから。

ちゃんとホワイトセージで浄化してるよ。
パワーストーンは悪い気を吸い取ってくれるから
定期的に浄化しないとだめなの。
 あぁ~久しぶりにパワーストーンの浄化方法を見たわ。
 定期的に流行るから、そういう時期だったのかなぁ
 悪い気を吸うとは限らないと知ってからやめたわぁ

「本当は、自分で考えた方がいいんです」
「でも、相手は子供だし」
「子供でも、ちゃんと考えられるものですよ」

「人は、他人を通してしか、自分を確認できない。
 自分では自分は見えない。どう頑張っても、だ。
 他人の目は、鏡みたいなもんだ。誰でもその鏡を
 見ながら、生きて行くしかない。だからお前が
 死んだあとも、この世から消え去っても、誰かの
 鏡に映っていたおまえは消えない」

「愛と呼ぶか、情と呼ぶか、執着か。そのみっつは
 同じものだって説もありますしね!」
 (  ゚ ▽ ゚ ;)エッ!! あるのか??」