憧れの作家は人間じゃありませんでした(4)/澤村御影 | mokkoの現実逃避ブログ

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発売日:2023/4/24
文 庫:288ページ
ISBN-13:978-4041129500

5年の時を経て完結!吸血鬼作家×新米編集者、
1冊の本と運命をめぐる物語

編集者の瀬名あさひが担当するのは吸血鬼作家・御崎禅。
御崎は警視庁異質事件捜査係の協力者として
人外の存在が起こした事件に関わっているが、
危険な目にばかり遭い、あさひは気が気でない。

そんなある日、御崎禅に自らの血を与え、彼を
吸血鬼にした『母』がアメリカから来日する。
何故か彼女の観光に付き合わされるあさひだが、
やがて御崎が吸血鬼になった経緯と『母』が背負う
罪を知ることに――。
運命の歯車が「輪舞曲」を紡ぐ。感動の完結巻!
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シリーズ第4弾 完結編。

人間に交じって妖怪等の人外が普通に暮らしている世界。
恋人を探し続ける人外の作家:御崎禅と、その熱烈な
ファンであり編集担当のあさひ。
人外達と、御崎とあさひの想いの向かう先は・・・?

第一章 吸血鬼審問会
    ・・・映画館で寝落ちしないために

    人の理が通用しない審判達と人外達の大切な約束。
    更に映画館デートを楽しむ御崎とあさひだが、
    不思議な夢を見始めたあさひは・・・

第二章 『母』来訪
    ・・・そうして彼は人ではなくなったのです

    突然来日した御崎禅を吸血鬼にした母:シルヴィア。
    日本旅行と称して御崎やあさひを振り回す。
    御崎をヴァンパイアにした経緯とは・・・  

第三章 吸血鬼事件
    ・・・時を止めてまで得たものとは

    シルヴィア来日の目的は、吸血鬼にした後で
    いなくなったリアムを探すためだった。
    そして、あさひはリアムに拉致されて・・・
    
【extra】 夜明けに出会う
     御崎禅が日本に来て00年程経った頃。
     高良の紹介で出版社に憑く小夜さんに会った。
     小説を書き、あさひが鬼編集になるまでの
     隙間を埋める話。
     
今回の読書メモφ(・ェ・o)メモメモ

悪い夢を見た後に「今の夢は獏にあげます」と唱えると
もうその夢は見ない・・・というおまじない。

獏のおかげで、夢を覚えていられたあさひ。
輪舞曲では、生まれ変わった二人は別の人生を歩み
ふとした瞬間に、大切な約束を思い出すのだが、
人生はままならぬもので・・・

御崎を吸血鬼にした母:シルヴィアが来日
一緒に来た美形アレックスは、母に仕える一族の人間。
 あぁ・・・これも別の吸血鬼モノで読んだなぁ~
 そして彼らは、血を飲むことで相手の情報を仕入れる。

リアムとの戦い
インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアでも、子供を吸血鬼にするのは
タブー扱いされていた。
レスタトによってヴァンパイアになったクローディアは、やがて
「なぜ自分は大人になれないのか」とレスタトを憎む。
 これは、ヴァンパイア系の濃い内容の話には出てくることで、
 今回のリアムの怒りも、同じものでしたね。
 
 母側の事情もわかるんだけど、これは難しい・・・
 その結末は、切なすぎました。

あさひが御崎に自分の血を飲ませたことで
これは・・・と思っていたんだけどね。

ネタバレになるので、書きませんが、
やはり色々と考えちゃいます。

いやぁ~楽しかったぁ~о(ж>▽<)y ☆
高槻先生のシリーズでは、何気にニアミスしてますよね。
夏樹が慌てるのも無理もなく・・・
でも接触して欲しいなぁ~
儚い望みをかけて祈ります(>人<;).