モノノケ杜の百鬼夜行/蒼月海里 | mokkoの現実逃避ブログ

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発売日:2020/7/16
文 庫:208ページ
ISBN-13:978-4041097779

ようこそ、御神木が見守り、物の怪が住まう場所――御森へ

御神木に見守られる町・御森には大樹に嫁入りした
巫女の末裔である百目木一華が取り巻きの妖怪と
暮らしていた。
一華は常世の者と心交わすことができる、人間離れした
妖艶な雰囲気が漂う高校生。
一華のクラスに編入した、藤谷潤という気弱な少年もまた、
見えないはずのものが見えてしまう霊感の持ち主だった。
ある日、妖怪に襲われてしまった潤を一華が助け、
二人の距離は少しずつ縮まる。
その後も妖怪に追われ続ける潤を目撃し、一華は
原因を探すべく奮闘するのだが……。
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初めましての作家さん。

御森(モノノケ杜)で、御神木と、それを守り続ける
百目木に見守られている町に、気が弱くて霊感の強い
潤が引っ越してきてからの超ライトなほっこりホラー

第一話 一華と邂逅、潤の憂鬱
第二話 一華の住まいと潤の受難
第三話 一華の過去と潤の展望
余 話 御森商店街にて

百目木一華が美形だと活字にされているが
カバーイラストでは、ホラー系にしか見えない(^◇^;)
お話自体も、かなり軽くて、あっという間に読めます。
これといって、特出するものもなかったなぁ
続編も買っちゃったけど(;^_^A


本作の読書メモ φ(・ェ・o)メモメモ 他で得た懐かし知識

猫は九つの命を持っている。

柳田国男は、言っていた。
物の怪:妖怪は黄昏時に決まった場所に出るもので、
幽霊は丑三つ時に人を狙って出るものだと。

物の怪は、現象を擬人化して名前を付けたもので
幽霊は、誰かの死が原因で発生するもの。
現象が原因か、誰かの死が原因か・・・
人の死も現象の一つ。

物の怪の存在は、警告という側面がある。
津波や鉄砲水が起きた場所にも、災厄を起こした
妖怪の伝説が存在している。